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オメガは年末にかけて新作ラッシュですね。スピードマスター 332.10.41.51.01.002。

オメガから2024年新作情報です。

オメガスーパーコピー代引き40.85mmと通常より小振りな2カウンター自動巻き スピードマスターが新登場。

コックピットからインスパイアされたカラフルな文字盤が特徴的なパイロットクロノグラフと言うことで、

 

70年代っぽい奇抜なデザインが魅力的なフライトマスターを彷彿とさせます。

フライトマスターはスピードマスターから派生したパイロットウォッチでしたので、似ているのも頷けます。

 

搭載ムーブメントはマスター クロノメーターキャリバー9900で、44.25mmのスピードマスターレーシングと同じものです。

スピードマスターレーシングを小振りにしてスッキリさせた感じとも言えます。

ブレスレットのデザインも1957風でグッドポイント。

 

マーク40をオマージュしたホディンキー限定のスピードマスターにも通ずるデザインですね。

100m防水、デイト表示付き、耐磁性、60時間パワーリザーブと、日常使いには不便さはありません。

価格は1,463,000円と安くありませんので、私なら手巻きのムーンウォッチをオススメしますが、自動巻きの方が好きな方には面白い選択なのではないでしょうか?

 

2カウンターなので9時側はスモールセコンド、センターにクロノグラフ秒針(飛行機型)、3時側に同軸で12時間と30分の積算計となっております。文字盤はアスファルトのようなゴツゴツした加工が施されておりマットな感じでパイロットの視認性向上に役立っているものと思われます。

ジェット機ですかね?この手のモデルが必要なのは。

派手なカラーリングも視認性のため、実際にクロノグラフなんか使わないと思いますのでアレですけど「Flight Qualified」と文字盤に刻まれております。

付属のストラップに交換して使うかはわかりませんが、厚み14.7 mm重さ144gはなかなかの存在感なので、細腕オジサンには厳しいかも知れませんね。

この辺りは試着が必要です。

 

332.10.41.51.01.002

Speedmaster Pilot
40.85 mm, ステンレススティール
332.10.41.51.01.002

¥1,463,000

6回の月面着陸プロジェクトすべてに携帯された「スピードマスター」は、オメガの中でも最もアイコニックなモデルのひとつです。「スピードマスター パイロット」は、1957年に発表されたオリジナルモデルからデザイン、そして、コレクションがもつ飛行にまつわる長い歴史からインスピレーションを得ています。

ケースサイズ40.85mmのこのモデルは、ブラッシュ仕上げを施したステンレススティール製。マットグレイン仕上げのブラックダイアルには、ロジウムカラーの外周トラックと、グリーンに発光するブロック状のホワイトスーパールミノヴァのインデックスが備えられ、

コックピットをインスピレーションにしたディスプレイは、センターはオパリン仕上げで縁の傾斜面をブラッシュ仕上げにしたふたつのサブダイアルがレイアウトされています。3時位置のサブダイアルは、マットオレンジの三角形の針とホワイトの転写数字があしらわれ、燃料消費率のインジケーターを模した、60分および12時間積算計。9時位置は、ニスを塗布したマットイエローの針と人工地平線がデザインされた、目標照準インジケーターを模したスモールセコンド表示です。

時・分針は、PVDコーティングによるマットブラックで、グリーンに発光するホワイトのスーパールミノヴァが施されています。中央のクロノグラフ針の先端にはオレンジ色の飛行機があしらわれています。

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この「スピードマスター パイロット」には、特許取得済のオメガのスクリュー&ピン システムを採用した、ブラッシュ仕上げのステンレススティール製フラットリンク ブレスレットが合わせられています。オメガ コーアクシャル マスター クロノメーター キャリバー9900。ストラップ交換ツールとNATOストラップが付属したスペシャルトラベルポーチに収められています。

 

クロノグラフ
クロノメーター
スモールセコンド
タキメーター
マスター クロノメーター認定
日付表示
超高耐磁性能ムーブメント
リファレンス番号 332.10.41.51.01.002
ラグの間のサイズ 20 mm
ラグを含めた縦方向の長さ 49.6 mm
厚さ 14.7 mm
ケース直径 40.85 mm
ケース ステンレススティール
ダイアルの色 ブラック
クリスタル風防 両面に無反射処理を施した、ボックス型強化サファイアガラス
防水 10 気圧 (100 メートル / 330 フィート)
おおよその製品総重量 144g
キャリバー オメガ 9900
ムーブメント 自動巻き
パワーリザーブ 60時間

ブレスレット
素材 ステンレススティール
クラスプの種類 ダイバーエクステンションを備えたフォールディングクラスプ

 

ムーブメント キャリバー オメガ 9900
コラムホイールとコーアクシャル エスケープメント搭載の自動巻きクロノグラフムーブメント。METAS認定のマスター クロノメーター。15,000ガウス以上の耐磁性能。シリコン“Si14”製テンプ、2重香箱、タイムゾーンファンクション。中央の時針、分針、クロノグラフ秒針、スモールセコンド、12時間積算計、 60分積算計。アラベスク調ジュネーブウェーブが美しいロジウムプレート加工が施されたローターとブリッジ。

自動巻き
60時間 パワーリザーブ
振動数 4 Hz

 

まとめ

いかがでしょうか?

「【2024年新作】オメガ 332.10.41.51.01.002 スピードマスター パイロット 40.85mm」でした。

正直高すぎるし、厚みも気になります。

2カウンターもいまいちですね。

ストレートラグはグッド、カラーリングも面白いですけど、売れるかは不明です。

欲しいか?と聞かれたら、ムーンウォッチで充分なんでとお断りしちゃうかな。

なかなかバリエーションを増やすのは難しいんですねぇ、オメガと言えども。

ノーマル版に飽きちゃった方にオススメ。

ゼニスから2025年の新作情報です。ゼニス 18.3400.3610/21.C911。

今年創業160周年を迎えたゼニスのアイコンとも言えるトリプルカレンダークロノグラフに新作ですね。

ゼニススーパーコピー n級品優良通販店 38mmのローズゴールド製ケースにエル・プリメロ 3610を搭載したトリプルカレンダークロノグラフ。

サイズ感の良さ、ゴールドのクラシック感がマッチしています。

クロノグラフを動かすと超スピードなのもギャップがあって良いですね。

38mmなので女性でも格好良く着けられます。

金無垢ケースなので仕方ありませんが国内定価は3,641,000円。

ゼニスの並行品なら60%くらいまで落ちることがありますので、気になった方は2次流通ショップもチェックしてみると良いかも知れません。

アイコニックなデザインの再定義
スタイリッシュな魅力と機能性がバランス良く調和した「クロノマスター オリジナル トリプルカレンダー」。その文字盤には、コンプリートカレンダー(曜日、日付、月)とムーンフェイズ表示に、エル・プリメロを象徴する3つのクロノグラフ用インダイヤルのレイアウトが融合しています。伝統を受け継ぐモデルには18Kローズゴールドを採用し、文字盤とカーフレザーストラップはコントラストカラーのブラックに彩られています。自動巻エル・プリメロ クロノグラフは1/10秒計測と表示が可能です。約60時間のパワーリザーブを備え、エレガントなデザインのなかにも多彩な機能を求める方に向けたタイムピースです。

18.3400.3610/21.C911

クロノマスター オリジナル トリプルカレンダー
38mmのローズゴールド製ケースにブラックのカーフレザーストラップを合わせた「クロノマスター オリジナル トリプルカレンダー」。エレガントなブラック文字盤にローズゴールドプレート加工のカウンターを配しています。1/10秒計測のクロノグラフ機能を備えたエル・プリメロ 3610 高振動自動巻ムーブメントを搭載。曜日、日付、月表示とムーンフェイズ表示を備えています。
18.3400.3610/21.C911
¥3,641,000

ムーブメント
ムーブメント:エル・プリメロ 3610 ムーブメント
部品数:366
振動数:毎時 36,000 振動(5 Hz)
パワーリザーブ:約60 時間

機能
1/10 秒クロノグラフ
– センター クロノグラフ針は 10 秒で 1 回転
– 6 時位置に 60 分カウンター
– 3 時位置に 60 秒カウンター
中央に時針と分針
9 時位置にスモールセコンド
コンプリートカレンダー(曜日、日付、月表示)
ムーンフェイズ表示

ケース
素材:18Kローズゴールド
直径:38mm
防水性:5気圧
文字盤:ブラックの文字盤、ローズゴールドプレート加工のカウンター

ストラップ/クラスプ
素材:カーフストラップ

エル・プリメロ 3610 ムーブメント
ゼニスが50年にわたって探求してきた高振動自動巻クロノグラフムーブメントの成果。エル・プリメロ キャリバーの最新バージョン、エル・プリメロ 3610は、5Hzの高振動で動作し、トリプルカレンダーとムーンフェイズを備えるキャリバーで初めて、1/10秒精度を提供する機能を備えています。動作持続時間にも改良が施され、60時間のパワーリザーブを備えています。

まとめ

いかがでしょうか。

「【2025年新作】ゼニス 18.3400.3610/21.C911 クロノマスター オリジナル トリプルカレンダー」でした。

スーツに決まるイケメンのムーンフェイズ付きトリプルカレンダークロノグラフでした。

以前からゼニスのトリカレは大好きなデザイン。

今回もクラシックさを残しながら現代のスペックでリリースしてきました。

格好良い。

IWC IW328106 から2025年の新作情報です。

ウォッチズ&ワンダーズ2025で発表されたホワイトセラミック「レイク・タホ」に続き、サンドカラーが美しい「モハーヴェ・デザート」のパイロット・ウォッチ・オートマティック 41 トップガン が登場。

価格(1,272,700円)やスペックは同じ。

IWC時計コピー 代金引換優良サイトモハーヴェ・デザートと言えばデーブ・ロバーツ監督(ドジャース)がパーペチュアルカレンダーを着用されていますね。

Pilot’s Watch Automatic 41 TOP GUN Mojave Desert
「パイロット・ウォッチ・オートマティック 41・トップガン“モハーヴェ・デザート”」はサンドカラーのセラミック製の、細部まで拘って作られた直径41mmケースを備えています。「モハーヴェ・デザート」と名づけられたこのセラミックの色は、米海軍パイロットのフライトスーツや、海軍の熟練パイロットの本拠地であるネイバル・エア・ウェポンズ・ステーション・チャイナレイク周辺の砂漠の風景からインスピレーションを得ています。エンジニアリングセラミックは、非常に高度で複雑な製造工程を経て生まれます。まず、原料となる粉末を「グリーンボディ」と呼ばれる中間形状に成形し、最終形状に近づけるための加工が施されます。次の段階では、高温の炉でケースを焼結します。この加熱工程で、セラミックは極めて高い硬度と耐傷性といった特有の特性が引き出されます。特徴的なアースカラーのカーキ色は、酸化ジルコニウムと他の金属酸化物を厳密な配合比でブレンドすることで生み出されます。ブラウンの文字盤には、控えめなトーンの分目盛りとアラビア数字を配置。いずれもスーパールミノバ®でコーティングされており、暗所でも優れた視認性を確保しています。

搭載されているのは、堅牢かつ高精度な自動巻きムーブメントのIWC自社製キャリバー32112で、パワーリザーブは120時間を誇ります。布製のインレイ付きのベージュのラバーストラップにはチタン製のピンバックルが組み合わされています。ケースバックもチタン製で、象徴的な「TOP GUN」ロゴが刻印されています。

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このカラー良いですよね。

グレーがかった文字盤だけ好みがわかれます。

120時間の超ロングパワーリザーブ、耐磁性・防水性と日常使いには何の心配もないセラミックモデルで約130万円。

高くないですかね。

IW328106

IW328106
Pilot’s Watch Automatic 41 TOP GUN Mojave Desert
¥1,272,700
自動巻き, 直径 41.0 mm
ブラウン, セラミック ケース

商品詳細
ブラウン
布製インレイ付きラバーストラップ・ベージュ
ストラップ幅 20.0 mm

秒針停止機能付きセンターセコンド
耐磁性軟鉄製インナーケース
日付表示
両面反射防止加工を施したドーム型サファイアガラス
ガラスで急激な気圧変化にも対応
ケース セラミック
直径 41.0 mm
厚さ 11.4 mm
リューズ ねじ込み式
防水性 10.0 気圧
キャリバー 32112
ムーブメントのタイプ 自動巻き, IWC自社製キャリバー
パワーリザーブ 120 時間
振動数 28’800 回/時 (4 Hz)
個の部品 165
石数 21

まとめ

いかがでしょうか。

「【2025年新作】IWC IW328106 パイロット・ウォッチ・オートマティック 41 トップガン “モハーヴェ・デザート”」でした。

「レイク・タホ」に続き、このモデルも非常に良さそうです。

実機見てみたいですねぇ。

磁気に強く、水に強く、キズに強い120時間パワーリザーブのシンプルな3針時計です。

エントリー機としても非常に優秀。

ネイビーブルー「オセアナ」ダークグリーン「ウッドランド」も出てくるのでしょう。

気になった方は是非。

買ったら見せてください(笑)

それではまた!

時計専門誌『クロノス日本版』編集部で、マニアックな時計クイズを開催中! 

腕時計の一部を接写した映像から、早押しで時計のブランド名やコレクション名を当てるという企画をYouTube「webChronosTV」で公開中だ。webChronosの読者も、ぜひ編集部員と一緒にチャレンジしてみてほしい。なお、今回は総額2億円超えのトゥールビヨン回だ。

あなたは答えられる? 時計マニアッククイズ!

『クロノス日本版』は、2005年に創刊した時計専門誌だ。創刊以来、独自取材に基づいた専門性の高い記事を読者に届けてきた。

オーデマピゲコピーこの専門誌の編集部が運営する、YouTubeチャンネル「webChronosTV」で、第3回・時計マニアッククイズを開催。出演者は腕時計のムーブメントや文字盤などの一部を接写した映像から、早押しで時計のブランド名やコレクション名を当てる、という企画だ。なお、映像は徐々に引きとなり、時間が経つほど、クイズの難易度は下がっていく。

「時計オタクしかいない」などと言われることもあるクロノス日本版編集部は果たしてどの段階で答えられるのか? 前回は“広田無双”ともいうべき圧倒的な強さによって、編集長の広田雅将が全勝した。今回こそ、副編集長の鈴木幸也、編集部員の鶴岡智恵子は広田より先に正解に辿り着けるだろうか?

タイムスタンプ
00:00 スタート
00:49 概要説明
01:44 回答者 紹介
02:13 ルール説明
03:10 第1問 出題
03:48 第1問 解説
09:55 第2問 出題
11:54 第2問 解説
18:34 第3問 出題
19:55 第3問 解説
26:27 第4問 出題
28:40 第4問 解説
35:50 成績発表
37:07 告知
38:57 エンディング
39:46 終了

 ルール
・出題数は4問
・回答を間違えた場合は1回休み
・出題前に下記のどの形で答えるのかの指定をする

①【ブランド名】 、②【ブランド名&コレクション名】、③【ブランド名&モデル名】
→オーデマ ピゲ「ロイヤル オーク オートマティック」が出題された場合
①の場合、正解は「オーデマ ピゲ」
②の場合、正解は「オーデマ ピゲ ロイヤル オーク」
③の場合、正解は「オーデマ ピゲ ロイヤール オーク オートマティック」

人気漫画家にして、時計沼の住人であるヒロユキは、2024年も高級時計を買い漁った。

2023年に5000万円だったという借金がいくらに膨らんだのか想像も付かないくらいに。そんなヒロユキが2024年に買い足した新規コレクションから特にお気に入りの2本を選び、その愛を語る。選ばれたのはロレックス「オイスター パーペチュアル デイトジャスト36」とリシャール・ミル「RM 032 オートマティック クロノグラフ セントバーツ」だ。

 ヒロユキ:写真・文
Photographs & Text by Hiroyuki
[2024年12月31日公開記事]
INDEX
漫画家ヒロユキが2024年購入時計でも特にお気に入りの2本ロレックス「オイスター パーペチュアル デイトジャスト36」Ref.126233
人気のリシャールミル時計コピー Nランク 代金引換「RM 032 オートマティック クロノグラフ セントバーツ」
プロフィール

漫画家ヒロユキが2024年購入時計でも特にお気に入りの2本
ヒロユキと言えば、『ドージンワーク』『マンガ家さんとアシスタントさんと』『アホガール』『カノジョも彼女』の4作品がアニメ化を果たした超人気漫画家である。

しかし、彼にはもうひとつの顔がある。それが沼にはまり込んでしまった時計愛好家だ。2023年には自身の時計愛とその経験を綴ったエッセイ、『アニメ化4作品のマンガ家が腕時計にハマった結果5000万円の借金をつくった話』(ワニブックス)を刊行し、話題を読んだ。

この時計沼の住人は2024年も時計を精力的に買い漁り、おそらく借金は5000万円を悠に超えてしまったはず。そんなヒロユキに数ある今年購入した時計から、特にお気に入りのモデルを紹介してもらった。

彼が選んだのはロレックス「オイスター パーペチュアル デイトジャスト36」のコンビモデルと、リシャール・ミル「RM 032 オートマティック クロノグラフ セントバーツ」だ。

 ロレックス「オイスター パーペチュアル デイトジャスト36」Ref.126233
 

おじさんが着けてるギラついた時計という先入観がかなり強くあった時計でした。しかし実際に装着してみると思いのほか爽やか。

ステンレススティールのモデルに比べればゴールドの煌めきはありつつ、ギラついていると言うネガティブな印象は感じない。最近のロレックスのパキッとした造形と文字盤の爽やかな色合いも相まってか非常にキリッとした印象。

そして金無垢に比べるとギラつきも押さえられているので日常の中でサラッと着けやすい。

ステンレススティールの無骨な時計では少し物足りない日に絶妙に華やかな1本です。僕が購入したのはフルーテッドモチーフ文字盤でした。

リシャール・ミル「RM 032 オートマティック クロノグラフ セントバーツ」
 

この時計、直径が50mm、厚さが約18mmあります。この時点で「大きすぎる」と購入の検討から外れることが多々あると思います。僕も腕周りは16cmちょっとで細めです。

しかし実際に腕に載せてみると「この時計はこのサイズが適正」と感じます。もちろん大きい時計なのですが、時計のデザインとサイズ感に違和感がない。複数の素材と色使い、複雑な形状のケース。

全体的な雰囲気が50mmであることに納得感を持たせていると感じるし、ケース形状が腕に沿ってカーブしていることもあり僕の腕周りでも違和感なく着けられる。

そして何よりそのデザインが本当に好みで、着けていると常にワクワクできるお気に入りの1本です。

 

漫画家。2004年に芳文社より『ドージンワーク』でデビュー。同作をはじめ、『マンガ家さんとアシスタントさんと』(スクウェア・エニックス)『アホガール』『カノジョも彼女』(ともに講談社)の計4作品がアニメ化されるなど、若者から絶大な支持を得る漫画家だ。近年、高級時計にどハマりし、ロレックスをはじめA.ランゲ&ゾーネ、リシャール・ミルなどを買い漁るようになり、自身を時計沼の住人と称すようになる。2023年にはこの体験をまとめたエッセイ『アニメ化4作品のマンガ家が腕時計にハマった結果5000万円の借金をつくった話』(ワニブックス)を刊行し、時計業界を騒つかせた。現在、2025年に開始が決定している新連載に向け準備中。

ティファニーの2025年新作時計を一気読み!

いち早く2025年の新作発表が行われている、LVMH ウォッチ ウィーク。本イベントに初参加となるティファニーからは、同社が長年にわたって培ってきた創造性とクラフツマンシップを感じられるハイジュエリーウォッチの数々が登場している。

スーパーコピーn級品 代引きティファニー2025年新作①「バード オン ア フライングトゥールビヨンー」
ティファニー「バード オン ア フライングトゥールビヨン」
手巻き(Cal.AFT24T01)。2万1600振動/時。パワーリザーブ約60時間。18KWGケース(直径39mm)。3気圧防水。世界限定25本。要価格問い合わせ。
まるで2羽の鳥が大空で羽ばたいているかのような、躍動感あふれるハイジュエリーウォッチ。この鳥は、彫金を施したうえでダイヤモンドをスノーセッティングして製作されている。オフセットされたダイアルには、時針と分針が配され、さらに光り輝くダイヤモンドが敷き詰められている。モデル名が示す通り、7時半位置にはフライングトゥールビヨンが配され、その精緻な動きを楽しむことが可能だ。ダイアルのベースはティファニー ブルー®に彩られている。

ケースは18Kホワイトゴールド製。ラグやリュウズまで、全体にダイヤモンドがセットされている。ケースバックはシースルー仕様であり、内部に搭載された手巻きムーブメント、Cal.AFT24T01に施された仕上げを楽しむことができる。

ティファニー2025年新作②「ティファニー エタニティ」ウィステリア ウォッチ
ティファニー「ティファニー エタニティ」ウィステリア ウォッチ
自動巻き(Cal.LTM2100)。パワーリザーブ約38時間。18KWGケース(直径38mm)。3気圧防水。要価格問い合わせ。
「ティファニー エタニティ」ウィステリア ウォッチは、ティファニーが19世紀末から20世紀初頭に製作していた「ウィステリア ランプ」をモチーフとしたジュエリーウォッチだ。本数は公開されていないが、限られた数量のみが販売される。

ダイアルは、小さな金属の隙間に透明なエナメルを流し込むプリカジュール エナメル技法を用いたもの。ひとつひとつ職人の手作業によって製作されている。インデックスとしての機能を果たすのは、12個のダイヤモンド。それぞれのダイヤモンドは、ラウンド ブリリアント、バゲット、クッション、ティファニー トゥルー®、マーキス、アッシャー、ハート、ペア、オーバル、エメラルド、トライアングル、プリンセスと、異なるカットが施されている。

直径38mmのケースは、18Kホワイトゴールド製。内部には、自動巻きの機械式ムーブメントCal.LTM2100が収められている。

ティファニー2025年新作③「ジャン・シュランバージェ バイ ティファニー」 バード オン ア ロック ウォッチ
ティファニー「ジャン・シュランバージェ バイ ティファニー」 バード オン ア ロック ツァボライト ウォッチ
自動巻き(Cal.LTM2100)。パワーリザーブ約38時間。18KWGケース(直径39mm)。3気圧防水。要価格問い合わせ。
20年以上にわたりティファニーのデザイナーとして活躍した、ジャン・シュランバージェ。「バード オン ア ロック ブローチ」は、彼が1965年に発表した同社を代表するアクセサリーであり、長年にわたって親しまれてきた。今回発表された「ジャン・シュランバージェ バイ ティファニー」 バード オン ア ロック ウォッチは、そんなジャン・シュランバージェに敬意を表して誕生したモデルだ。

今回は2種のモデルが発表され、そのうちのひとつが、クォーツムーブメントを搭載したティファニー「ジャン・シュランバージェ バイ ティファニー」 バード オン ア ロック フルパヴェ ダイヤモンド ウォッチである。18Kホワイトゴールド製のケースとブレスレットは、全体にダイヤモンドを敷き詰めている。ダイアルの中央にはスノーセッティングされたダイヤモンド、回転する外周のリングにはバゲットカットのアクアマリンがセットされている。

ティファニー「ジャン・シュランバージェ バイ ティファニー」 バード オン ア ロック フルパヴェ ダイヤモンド ウォッチ
クォーツ。18KWGケース(直径36mm)。要価格問い合わせ。
もうひとつの新作は、自動巻きムーブメントを搭載したティファニー「ジャン・シュランバージェ バイ ティファニー」 バード オン ア ロック ツァボライト ウォッチ。18Kホワイトゴールド製ケースにはダイヤモンドがセットされ、ダイアル中央にはスノーセッティングされたダイヤモンド、外周のリングにはバゲットカットのツァボライトがセットされ、自由に回転する。

ティファニー2025年新作④「ジャン・シュランバージェ バイ ティファニー」 24 ストーン ウォッチ
ティファニー「ジャン・シュランバージェ バイ ティファニー」 24 ストーン ウォッチ
自動巻き(Cal.LTM2100)。パワーリザーブ約38時間。18KWGケース(直径39mm)。要価格問い合わせ。
20世紀を代表するアーティスト、ジャン・シュランバージェ。「ジャン・シュランバージェ バイ ティファニー」 24 ストーン ウォッチは、彼が1959年にデザインした「16ストーン」コレクションのデザインを継承するモデルである。本作は、毎年数量限定で製作される。

全体にダイヤモンドを敷き詰めたダイアルは、中央の円形部と外周のリングで構成されている。外周には18Kイエローゴールド製のクロスステッチモチーフが配され、着用者の手首の動きに合わせてリングが回転するというギミックが搭載されている。ジャン・シュランバージェの作品に見られる躍動感を感じることのできる要素だ。時分針は、18Kイエローゴールド製。

直径39mmのケースは、18Kホワイトゴールド製。全体にダイヤモンドがスノーセッティングされている。ケースバックにはサンバーストのデザインがエングレービングされ、さらにダイヤモンドがセットされている。ストラップは、ティファニー ブルー®カラーのアリゲーター製。

ムーブメントは、機械式自動巻きのCal.LTM2100を搭載。約38時間のパワーリザーブを備えている。

ティファニー2025年新作⑤「カラット 128」アクアマリン ウォッチ
ティファニー「カラット 128」アクアマリン ウォッチ
クォーツ。18KWGケース(直径27mm)。3気圧防水。要価格問い合わせ。
128.54カラットと、世界最大級のファンシーイエローダイヤモンドである「ザ ティファニー ダイヤモンド」に着想を得て誕生したハイジュエリーウォッチコレクション、「カラット 128」の新作。ダイアルの全面には、ブリリアントカットのダイヤモンドがスノーセッティングされ、その上を覆う風防には、ダイヤモンドカットを施したアクアマリンが用いられている。ダイアルには時分針のみが配され、インデックスは存在しない。

ケースは、18Kホワイトゴールド製。ロレックス時計コピー n級品5連タイプの繊細なデザインの18Kホワイトゴールドブレスレットが組み合わされており、ケースとブレスレットには合計897個ものダイヤモンドがセットされている。ダイヤモンドのセッティングには、315時間以上もの工数を要していると言われている。ブレスレットのデザインモチーフは、ティファニー® セッティング エンゲージメント リングと、その特徴的な6本爪だ。

搭載するムーブメントはクォーツ式。数量などの詳細は明かされていないが、限定モデルである。

チューダーが名古屋ブティックでイベントを開催

昨年12月、東海地方初であり、国内8店舗目の路面店を名古屋市栄にオープンしたチューダー ブティック。このブティックで2025年1月に開かれたイベントに、『クロノス日本版』編集部の一員として招待された。メディア枠で招待されたとはいえ、プレス向けではなく、チューダーの顧客のためのイベントとなっており、CEOのエリック・ピアソンも来日。新作モデルを含むチューダーウォッチをタッチ&フィールできることはもちろん、チューダーを所有する時計愛好家と直接交流できる、とても楽しい時間であった。

2018年、日本に“再上陸”し、翌年には路面店を東京・銀座に出店させたチューダー。上陸以降、日本国内での知名度を向上させるのと比例して、スーパーコピー代引き n級品その販路も拡大させていった。そんなチューダーが2024年12月13日、東海地方初であり、国内8店舗目となる路面店を名古屋市・栄にオープン。店内はチューダーを象徴するブラックとレッドカラーを基調に、日々挑戦する人々とともにある「BORN TO DARE」のブランドフィロソフィー、そして創立者ハンス・ウイルスドルフのビジョンを体現。また、日本では初導入となる、最新コンセプトのバーカウンターを設置した店舗となっている。

チューダー ブティック 名古屋(TUDOR BOUTIQUE NAGOYA)
〒460-0008
愛知県名古屋市中区栄3-4-15
電話番号: 052-243-1879
営業時間:11:00~19:00※水曜定休

高級ブティックに設けられる商談スペースとは雰囲気を異にするバーカウンター。時計選びの合間にほっとひと息ついてリラックスできる空間だ。
そんなチューダー ブティック 名古屋で、イベントが開催された。『クロノス日本版』編集部として招待されたものの、出張予定の編集長・広田雅将の代打で出向いたということもあり、どんなイベントか事前情報のないままに参加してしまった。当初はプレス向けのイベントなのかなと思っていたが、実際はチューダーが顧客をメインに招待した顧客のためのイベントであり、メディアの参加者は私を入れて、ひと握りであった。

イベントにはCEOのエリック・ピアソンも来日して参加。顧客はCEOと交流したり、新作モデルを含むチューダーウォッチをタッチ&フィールしたり、顧客同士で時計を見せ合ったりといった様子もうかがえて、イベントは大きく盛り上がった。自分自身が時計好きということもあり、メディアとして取材しなくてはならない身でありながら参加者とのチューダー談義で盛り上がってしまい、きちんとした写真が撮影できておらず恐縮だが、このイベントのレポートを掲載したい。

イベントにはあの“フラミンゴブルー”モデルも。会場の様子をレポート

今年に入って発売され、その鮮やかなターコイズブルーがちょっとした話題になったチューダー「ブラックベイ クロノ “フラミンゴブルー”」。エリック・ピアソンがこのモデルを着用していたため、参加者も見ることができた。私はこのモデルの写真を撮り忘れてしまったものの、その後、時計愛好家で、このイベントに参加していた中澤浩司さんにピアソンの着用写真を提供してもらったので、掲載する。
 奥行きのある店内には、大勢の参加者が集まっていた。最初にCEOであるエリック・ピアソンが手短に挨拶した後、早速顧客との交流がスタートした。こういったイベントはブランド側のキーパーソンの話が長くなりがちなのだが(もちろん、それはそれで普段直接聞くことのない本国の人間の話など聞けて、面白い)、さっと切り上げて交流を始めるというのは、ユーザーフレンドリーなチューダーらしいなと感じた。

チューダーCEOのエリック・ピアソン。顧客とリストショットやツーショットを撮影するなどしていた。左手には、あの“フラミンゴブルー”モデルが……!
ピアソンが、今年1月に発表されたばかりの「ブラックベイ クロノ “フラミンゴブルー”」を着用しており、触らせてくれた。写真を撮影し忘れてしまったのだが、マットなターコイズブルー文字盤は従来のどの「ブラックベイ クロノ」とも異なる雰囲気を備えていた。

また、チューダーの顧客が集められたため、顧客自身の所有する時計の数々を見せてもらえたのが、普段私が参加するプレスイベントにはない楽しさがあった。

たまたまSNSで交流のあった時計愛好家と出会ったので、リストショットを撮影。左上のユーザーの「ブラックベイ クロノ“ブルー”」は、名古屋ブティックで購入したとのこと。「ブティック限定モデルなので、名古屋住みの自分にとってはこれまで関係ないと思ってました。でも、このブティックがオープンしてふらっと立ち寄った時に実機を見て、購入に至りました」とのこと。
参加者の着用するモデルはさまざまで、2024年新作の、私自身も初見のものを着用している顧客がいて、写真を撮影させてもらった。

参加者に見せてもらった2024年11月に発売された、「ペラゴス FXD GMT “ZULU TIME”」。ユーザーご本人も言っていたが、ケースがかなりボリューミーで、いかにも操作性の良さそうな大ぶりのベゼルがツール感満載だった。一方でチタン製であるため、見た目からは想像もつかない軽量さ。手首にしっかりと巻き付けやすいファブリックストラップと相まって、大きいながら、装着感の良い腕時計に仕上がっている。
同じく2024年新作の、マスター クロノメーター認定の「ブラックベイ」。直径41mmケースはジャケットの袖口からも程よく存在感がある。着用していた顧客はもともとロレックスの「デイトジャスト」などを愛用していたが、気軽に使える腕時計を探して、チューダーにたどりついたという。
 また、「刻印サービスを利用したから納品待ち」という顧客もいた。チューダーの店舗では、顧客の任意の文字を製品に刻印するサービスを行っているとのことで、普段はその場で刻印後の製品を受け取れるものの、機械メンテナンスの関係で納品に時間がかかっているのだという。もっとも、こういった「待つ」時間というのも楽しいですよね、なんて話をした。

イベント中、気になるモデルを存分にタッチ&フィールできたというのも良かった。もちろん在庫があるモデルのみとはなるものの、2024年発表モデルもあり、顧客らとともに手首にあてるなどして楽しんだ。

「ペラゴス FXD クロノ“サイクリング”」。軽量なブラックのカーボンコンポジット製ケースや、サイクリストのために、文字盤の見返しにあしらわれたレッドのタキメータースケールが特徴的な1本である。
個人的に仲良くしている時計愛好家はいるものの、時計専門誌の編集部という立場である自分は、こういったエンドユーザーと交流を持つ機会はなかなかない。そのためエンドユーザーの声を聞ける今回のイベントへの参加は編集者として大変勉強になったと同時に、顧客がチューダーウォッチのみならず時計に対して愛着を持っていて、時計談義で盛り上がれたのが、一時計愛好家として楽しかった。

こういった時計愛好家をはじめとした顧客に支持されるのは、チューダーウォッチの、そしてチューダーの持つ特徴ゆえだ。チューダーウォッチは防水性能や耐磁性能といった腕時計の実用性が考慮されていることはもちろん、自社のアーカイブを巧みに生かした意匠やコンセプトが時計に落とし込まれており、とりわけロレックスとの歴史的な関連性を匂わせつつも独自性が感じられるそのディテールは、時計オタクに刺さるポイントだ。しかもそれら製品は良心的な価格設定で顧客に提供されている。現在時計市場は急速に成長しており、そんな中でさまざまなブランドが多彩なモデルを展開しているため、競争は激化している。しかしながらチューダーは数々の美点によって、独自のポジショニングを築くことで時計愛好家を引き付け、優位性を維持していると言える。

チュードル時計コピー 代引きブティックでチューダーウォッチを見てみてほしい
2024年12月にオープンしたチューダー ブティック 名古屋で開催されたイベントのレポートを掲載した。

こういったイベントではなくとも、チューダーの路面店や正規取扱店にはぜひ立ち寄ってほしい。中には在庫のない製品もあるがロレックスほど品薄ではなく、さまざまなモデルを店頭で見ることができ、腕時計の購入を検討しているユーザーにとっては良い機会となるためだ。

そして、可能であれば気になったモデルを手首に載せてみてほしい。その実用性や考えられた意匠が、より身近に感じられるはずだ。

「タグ・ホイヤー フォーミュラ1 ソーラーグラフ」は、URBAN COOLがコンセプト! カラフルな9モデルを発表!

タグ・ホイヤーのレーシングスピリットを表現
タグ・ホイヤーは、ウォッチズ&ワンダーズ ジュネーブ 2025で往年の名作の復刻モデルや、最先端技術を搭載した新世代モデル、そしてコンプリケーションウォッチといった意欲作を発表。モーターレーシングと深いかかわりをもち、モーターレースとの結びつきを通して名声を高めてきたタグ・ホイヤーらしいラインナップが完成した。

ギャラリー:タグ・ホイヤーがF1公式タイムキーパーに復帰! キーパーソンに迫る!──「ウォッチズ & ワンダーズ・ジュネーブ 2025(Watches and Wonders Geneva 2025)」

そんな人気のタグホイヤースーパーコピー 代引き専門店のブースは、当然ながら公式タイムキーパーとしてF1シーンに復帰したことを強くアピールするレイアウトとなった。1988年のF1チャンピオンカー「マクラーレン・ホンダMP4/4」や往時のレーシングスーツ&ヘルメットには人だかりができている。そう、あのアイルトン・セナが当時ドライブしたマシンであり、道具が展示されていたのだ。背後のモニターでは、セナの名場面が流され、F1復帰を告げるメッセージと共に、新作ウォッチを紹介。タグ・ホイヤーの現在・過去・未来をひと目で確認できる空間が広がっていた。

このタイミングでタグ・ホイヤーは、新しいブランドスローガン「Designed to Win(勝利のために)」を発表した。精神的な強さ、卓越したパフォーマンス、しなやかさ、規律、そして勝利を執拗なまでに追い求めるといった価値観を込めたという。発表に向けて、CEOのアントワーヌ・パンは次のようにコメントした。

「2025年はタグ・ホイヤーにとって、創業165周年を迎える非常に重要な年です。この1年を通して発表される並外れたタイムピースと、F1®との素晴らしい新たなパートナーシップにより、現在のタグ・ホイヤーのあるべき姿を再考するのに絶好の機会となっています。私たちに最高のパフォーマンスをもたらす力強さ、しなやかさ、規律、努力といった感覚を包含する“Designed to Win”は、タグ・ホイヤーが新たな時代の始まりを告げるにあたって掲げる新しいスローガンであり、ブランドの明確な理念となっています」

 
新時代のタグ・ホイヤーを象徴するモデルの1つが、F1をルーツとする「タグ・ホイヤー フォーミュラ1 ソーラーグラフ」だろう。若年層へのアプローチとして「URBAN COOL」をコンセプトに掲げ、カラフルでレトロモダンなデザインは今の時代の気分を象徴しているかのようだ。オーナー予備軍にとってはアクセシブルなラインナップである。ウォッチズ&ワンダーズ ジュネーブ 2025での関係者の反応をCEOに尋ねてみた。

 
「大変好評でした。URBAN COOLのコンセプトは個人的にも大変気に入っていますし、新しい顧客や若い世代にも確実に広がっています。一方で、ユーザーを年齢・性別・収入といった属性で分類する考え方より、ブランドはもっと自由で多様な選択肢を提供することで、人々のスタイルや価値観に寄り添うべきです。往年のフォーミュラ1のファンからも今回の新作には高い評価をいただいています」

ムーブメント・ディレクターの、キャロル・カザピが続ける。

「URBAN COOLという言葉をテーマに開発を進めましたが、開発の初期段階から、『これが長年愛されるタイムピースになるであろう』という自信がありました。ソーラーグラフの採用には様々な理由がありますが、その中の一つとして、若い方たちは非常に感性が高く、多様な価値観も持っているので、ソーラーグラフをこのタイムピースに取り入れることが非常に重要だったのです」

ビッグ・トレンドが見当たらないのが近年の時計業界の動向だ。各社はアーカイブを見直して、復刻モデルや周年モデルで独自性を表現している。タグ・ホイヤーにとって、アーカイブの復刻にはどんな意味があるのだろうか。CEOはトレンドをこう分析する。

「各社が復刻モデルをリリースするのは確かに時計業界のトレンドであり、タグ・ホイヤーも積極的です。しかし単にアーカイブを復刻すれば良いとは思いません。カールラガー・フェルドはかつてこんなことを言っていました。『私は誕生日を祝わない。それは誕生日というものは、過去のものだから』。クリエイティビティは過去を振り返らない、前を向いていなければならない、というのが真意です。つまり、アーカイブの復刻であっても革新的でなければならないし、未来志向であるべきなのです。

 

一方で、アーカイブはブランドにとっての出発点。将来を見据えるためにも欠かせないものです。自分たちのヒストリーがどんなものであるかを理解するためのツールであり、つまりアーカイブは鍵と言って良いでしょう。つまりアーカイブは、現代の我々とブランドの歴史をつなぐ架け橋なのです」

スイスのラ・ショー・ド・フォンを拠点にムーブメントのデザインと開発活動を担当するカザピは、次のように解釈する。

「リバイバルしたモデルを皆様にご案内するというのは、単純に復刻させることではなく、ヘリテージへの敬意を表すと同時に、現代に求められている技術やデザインを反映することによって、新たな息を吹き込むというのがタグ・ホイヤーにとってのリバイバルのあり方です」

タグ・ホイヤーにとって、F1との協業はプロダクツにどんな影響をもたらすのだろうか。まずはカザピの声に耳を傾けよう。

「今回のパートナーシップに対する期待感は、私たちにとってごく自然なものでした。このパートナーシップによってこれから沢山のフォーミュラ1にまつわる、そしてドライバーとの関わりによって生まれてくるインスピレーションに満ちたストーリーが展開されていくと期待しています。

もともとタグ・ホイヤーはモーターレースと非常に強い繋がりがありますので、F1とのパートナーシップがなかったとしても、その絆はゆるぎないものです。それは私たちのチームにとってみても、ブランドとしてのマインドを大きく高めるきっかけになったと言えます。『タグ・ホイヤー モナコ スプリットセコンド クロノグラフ | F1®』は、オフィシャルタイムキーパーへの復帰があったからこそ誕生したタイムピースです」

CEOは次のように締め括った。

「まずF1というものはタグ・ホイヤーにとって唯一の表現方法ではない、ということをお伝えさせてください。その前提を踏まえて、私たちがF1に惹かれる理由は、テクノロジーやパイオニア精神といった価値にあります。そこから得られるインスピレーションには計り知れないものがあります。そしてF1というのは、エモーショナルの発露。喜怒哀楽、嫉妬、執念、そのすべてを内包するスポーツなのです。卓越した技術と力強い情熱をコンセプトにするタグ・ホイヤーにとって、そんなF1から得られるものはあまりに大きいのです」

旧ホイヤーが、タグ・ホイヤーというブランド名でデビューを果たした1986年に誕生したコレクション「タグ・ホイヤー フォーミュラ1」の新作は、F1の公式計時を再び担うことになったタグ・ホイヤーの未来を体現する1本だろう 。

このコレクションをはじめ、2025年のタグ・ホイヤーはモーターレースとの結びつきを通して名声を高めてきたブランドに相応しいラインナップを完成させたと言っていい。創業165年を迎えて進むべき道を示したスローガンも秀逸である。F1との協業がプロダクツにどんな影響をもたらすのか、タグ・ホイヤーの進撃からますます目が離せない。

スピニカー「テセイ」の最新作を着用レビュー

スピニカーのハイエンドシリーズに位置付けられる「テセイ」の限定モデルである「テセイ フォージド カーボン オートマチック」をインプレッションする。トピックスは、その名の通り、フォージドカーボンをベゼルインサートと文字盤に採用している点と、蓄光塗料が時計全体に施されている点で、フォージドカーボン特有のテクスチャーを「澄み渡った冬の高原に見られるようなフロスト(霜)」に見立ててデザインコンセプトとしている。本作の奇抜なデザインと手堅い仕上がりについて詳しく見てゆこう。

スピニカー「テセイ フォージド カーボン オートマチック」Ref.SP-5143-03
自動巻き(Cal.NH35)。24石。2万1600振動/時。パワーリザーブ約41時間。SSケース(直径43mm、厚さ16.5mm)。300m防水。世界限定200本。9万3500円(税込み)。

フォージドカーボンを採用したスピニカーのハイエンドシリーズ「テセイ」
リシャールミル スーパーコピー今回インプレッションするのは、スピニカーのハイエンドシリーズに位置付けられる「テセイ」の限定モデルである「テセイ フォージド カーボン オートマチック」だ。スピニカーはイタリア発のブランドで、ヨットやフリーダイビングなどのマリンスポーツをテーマとしたスポーツウォッチをラインナップに並べる点が特徴だ。2019年に日本上陸を果たしている。

いずれのモデルもトラディショナルなダイバーズウォッチのデザインに根差しながら、1970年代テイストを取り入れた「デュマ」、モダンな「ハス」、コンプレッサーケースへのオマージュである「ブラッドナー」、筆者が以前インプレッションした550m防水と大型かつドーム型風防がアイコンの「ピカール」等の、ひとひねりのあるモデルの他、『クロノス日本版』編集部の大橋洋介が自身で購入したネッシーをテーマとするモデルといった、ポップでユーモラスなモデルもそろっている。

本作のトピックスは、フォージドカーボンを採用している点と、蓄光塗料が時計全体に施されている点である。そして、デザインコンセプトは「澄み渡った冬の高原に見られるようなフロスト(霜)」だ。一見、関連性のなさそうなそれぞれのポイントについて紹介してゆこう。

フォージドカーボンの歴史と特徴
“鍛造されたカーボン”を意味するフォージドカーボンは、炭素繊維と樹脂を混合して、高温高圧でプレスしながら成型して作られるものである。時計業界では、2007年にオーデマ ピゲが「ロイヤル オーク オフショア」シリーズに用いたのが初期とされており、これは他業界を見回してもかなり早い。というのも、カーボン素材を積極的に採用するランボルギーニであっても、「フォージドコンポジット」の名でフォージドカーボン製モノコックシェルを「アヴェンタドール LP700-4」に採用したのが2011年であるからだ。

フォージドカーボンよりも古くから用いられており、“カーボン”と聞いて一般的にイメージされる“繊維の織目が見える素材”は炭素繊維強化プラスチック(CFRP)と呼ばれるものである。見た目の通り、長い炭素繊維を並べてシート状に織った上で、樹脂によって固めて成型される。この製造工程の都合により、厚い部品を製作するにはシートを積層する必要があり、これがデザインの制約となることがある。

これに対してフォージドカーボンは、短く砕いたカーボンファイバーに樹脂を含侵させて成型するため、厚さのある複雑な形状の部品を製造しやすいことが特徴だ。また、機械加工性に優れる点もメリットである。カーボンファイバーを砕いてランダムに配置する製造方法により、金属結晶や鉱石のようなマーブルパターンが生まれることが外観上の特徴で、これがCFRPと大きく異なるものとして注目されている。

テセイに採用されたフォージドカーボン
スピニカーは、フォージドカーボン特有のマーブルパターンの魅力に着目し、それを際立たせるようにテセイ フォージド カーボン オートマチックへ採用している。フォージドカーボンが用いられているのは、ベゼルインサートと、文字盤およびインデックスを配したリング部品である。

ベゼルインサート部には、蓄光塗料を含むホワイトの樹脂を混ぜ込んでおり、マーブルパターンを強調した仕上がりとなっている。また、暗所では発光して“ゆらぎ”のような模様が浮き出る様が見て取れる。

陽射しの下でのベゼルインサートと文字盤のテクスチャー。室内灯の下では文字盤は平坦に見えるが、陽射しの下ではカーボンの断片が立体的に浮かび上がる。これは本作の大きな魅力のひとつだ。
文字盤部はカーボンらしいブラックの色調がベースとなっており、室内灯の環境ではわずかにカーボンのテクスチャーが見て取れる仕上がりである。印象が変わるのが晴れた日に屋外に出た時で、平坦に見えていた文字盤表面に、カーボンの断片が立体的に重なっている様が浮かび上がっていた。そして、ここにも蓄光塗料が混ぜ込まれており、塗料が発光するとカーボンのテクスチャーが際立つ仕上がりとなっている。

これらのカーボンの断片と発光する蓄光塗料の様を、本作では「澄み渡った冬の高原に見られるようなフロスト(霜)」に見立て、デザインコンセプトとしている。

蓄光塗料をストラップにも採用
このようなデザインコンセプトを反映し、ストック状態で組み合わされるホワイトのラバーストラップにも蓄光塗料が混ぜ込まれている。ストラップにも蓄光を施す手法は、ロジェ・デュブイが採用したことがあると記憶するが、採用事例が少ないのは間違いない。

面白いと感じたのが蓄光の混ぜ込み方で、均一ではなくて濃淡をつけることでフロストのようなきらめきを生み出している。単純な濃淡なのか、蓄光塗料の粒が埋まっている深さの差なのか分からなかったが、明るく発光する部分と、それよりも控えめに発光する部分で奥行きを感じ取れ、立体感につながっていた。

うまく写真に収められなかったため公式写真を借用。光り方はもう少しおとなしいものの、ラバーストラップにははっきりと濃淡を確認できた。5月初旬の陽射しでは、文字盤はここまではっきりとせず、ぼんやりとした発光に留まっていた。
そしてさらに特徴的であるのが、付属する交換用のナイロンストラップも全面が蓄光仕様となっている点である。全面が蓄光仕様のナイロンストラップというのは記憶にない(蓄光のラインが施されたものは見たことがある)し、標準のストラップと付属のストラップの両方が蓄光仕様というのは世界初ではないか? と筆者は予想するが、それを確認する術はなさそうだ。

特徴となる発光の様子は、意外にもジェントル
筆者は、本作を受け取って何気なくテーブルに置き、室内の蛍光灯の灯りの下にしばらく放置した後に室内の灯りを消した時、驚いた。暗闇に発光したストラップが明るく浮かび上がっていたのだ。それぐらいにストラップの発光ははっきりとしていて分かりやすい。ベゼルインサートに刻まれた分スケールの発光も明確で、視認性を確保してくれる。このスケールの彫り込みはキレがあって見栄えも良かった。フォージドカーボンの加工性の良さが反映されているだろう。

一方、室内灯レベルの照度での蓄光では、文字盤部はカーボンの断片を浮かび上がらせながらぼんやりと発光する程度と控えめである。文字盤部が発光することで、視認性を助けるという意見と、インデックスや針とのコントラストが低下するという意見が上がると予想されるが、筆者は本作に対しては視認性を助けてくれると感じた。希望を述べれば、針とインデックスは、もう少し蓄光性能を高めてくれた方がうれしいところだ。

インプレッションを行ったのが5月初旬であり、これから強くなる陽射しにさらされた時にどうなるかは未知数である。ただし、しばらく使ってみた感想から、視認性が極端に低下するような本作特有の困りごとは生じないのではないか? と予想する。例外としては、快晴の夏場に本作を着用して映画館に入った際には、スマートフォンをオフするのと同時に本作をバッグに入れた方が良いかもしれない。

視認性を高めるテセイ独自の文字盤デザイン
文字盤デザインに再度注目してみる。インデックスの高さがあり、時針はインデックスの天面よりも低いところを周回している。そして、分針はインデックス天面の上ぎりぎりを周回する構造となっている。これらにより、時針は文字盤に近い低い位置となり、しかもインデックスと対向することで視認性を高めており、分針はインデックスと高さが近くなって、こちらも視認性を高めて読み取り誤差を小さく抑えている。

文字盤側から順に、時針、インデックス天面、分針と並び、時針はインデックスと対向することで視認性が良く、分針とインデックスが接近していることでこちらも視認性に優れる。シンプルですっきりとしたデザインと、マットな質感の文字盤も相まって、視認性は高評価だ。
当初、他の時計とは見え方が異なるという何かしらの違和感を覚えつつ、時間の読み取りやすさを感じていた。他の時計と見比べる中で、その理由がこのインデックスと針の高低差にあると気が付いた。ダイバーズウォッチを得意とする他社のデザインを改めて見直すと、インデックスと針を近づける取り組みは見られるものの、近年のモデルで本作と全く同じものは見当たらず、これはスピニカーとテセイのオリジナリティーと評価して良いだろう。

ストラップの仕上がりの良さによって着用感は合格点
ケース径は43mm、時計仕上がり厚さは16.5mmである。ミドルケースを薄手に仕立てて、ややクラシカルな印象のあるシルエットとしているためか、数値よりも薄く見える。装着してみると、ラバーストラップは柔軟でフィット感が良く、サラッとした肌触りで快適だ。ストラップの裏側には波形の凹凸が設けられており、これがグリップするのか、それなりに大きな時計本体をしっかりと保持してくれるように感じた。ラバーストラップ採用による軽量化も着用感の向上に寄与していそうだ。一方で、ミドルケースが薄くてケースバックの飛び出しが大きく、ラグの下方向への曲げも少ないため、ラグ部にやや浮きが生じた。

周長約18cmの筆者のリストショット。スポーティーでカジュアルなファッションならば相性は問題なし。そこで厚手のオックスフォードシャツと合わせてみた。シンプルで爽やかな印象の本作とのマッチングはなかなか良いと感じた。ただし、裾との干渉はあるので、上手く付き合う必要がある。


以上を総合して、着用感は合格点だが優良とは言えないレベルであり、手首の細い方には試着を強く推奨すると評価したい。ナイロンストラップに交換することで、フィット感は向上するものの腰高になる傾向もあるため、手に入れたオーナーは色々と試してみると面白いだろう。

手堅い仕立てと基本性能
ケースサイドの面、および面の境界の稜線は整っており、見栄えが良い。回転ベゼルの遊びは少なく、回すとカチカチと明確なクリック感とともに回転する。ベゼルエッジの刻みは肌触りが柔らかくて優しさがあり、筆者の好みであった。また、本作は300mの高い防水性能を備えるほか、9時位置にはヘリウムエスケープバルブを備えて、飽和潜水に対応している。

搭載する自動巻きムーブメントはセイコー製のCal.NH35であり、その信頼性の高さには定評がある。パワーリザーブは約41時間と、現代基準では長いとは言えないが必要十分だと感じたし、巻き上げ効率が高いのか、思ったよりも長時間にわたって稼働を続けてくれた。

本作のオリジナリティーと満足度のバランス
本作は9万3500円(税込み)で、世界限定200本となる。フォージドカーボンを採用していること、奇抜と言ってよい蓄光塗料を全面採用したデザイン、手堅い仕立てを考えると、この価格は魅力的であると感じた。そう感じた理由には、パッケージングが魅力的である点も含まれる。本作は防水性と耐衝撃性の高そうなハードケースに収められてオーナーの手元に届き、このケースの質感が高くて、長く活用できそうであったのだ。

付属する専用ハードケース。このケースの質感が高くて高評価だった。前述のナイロンストラップの他には、ストラップ交換用工具が付属するが、品質の高い(できればベルジョンの)工具を用意することを強く推奨する。


筆者は、先日のピカールのインプレッションで、「(スピニカーは)こういうモデルがひとつぐらいあっても良いじゃないか、と楽しみながら、(中略)完成させたのではなかろうか」と述べた。本作にもそれは当てはまり、フォージドカーボンと蓄光塗料の組み合わせと、“フロスト”を結び付け、商品コンセプトにうまく落とし込んでいるし、実用的で手頃な価格のツールウォッチという軸を外していない点が魅力であった。スピニカーの魅力は、このバランス感覚と実直な物作りであると筆者は確信したのであった。

タグ・ホイヤーは、技術革新と正確な計時を組み合わせることを追求し続けてきたスイスの高級時計ブランドだ。

タグ・ホイヤーにはどんな種類のコレクションがあるの? カレラやモナコを紹介!


レーシングスピリットにあふれるモデルからモダンなデザインのモデルまで、幅広いコレクションを展開しているタグ・ホイヤー。どの1本にするべきか、悩んでしまうこともあるだろう。そこで今回は、タグ・ホイヤーが展開する珠玉のコレクションを一挙に紹介する。

タグ・ホイヤースーパーコピー時計ってどんな時計ブランド?

タグ・ホイヤーは、技術革新と正確な計時を組み合わせることを追求し続けてきたスイスの高級時計ブランドだ。エドワード・ホイヤーによって創業された1860年以来、この「技術革新」は、ブランドの核として息づいている。

 タグ・ホイヤーを語るうえで欠かせないのが、モータースポーツとクロノグラフの世界だ。1887年に特許を取得した「振動ピニオン」や1916年の「マイクロノグラフ」をはじめ、計時技術で頭角を現した同社は、その後モーターレースから着想を得たコレクションを次々に発表。「スピードの象徴」として認知されるようになった。なお、現在でもオラクル・レッドブル・レーシングやポルシェなどのコラボレーションに代表されるように、モーターレースと密接な関わりを有している。

 なお、この技術革新はクロノグラフウォッチにとどまらない。近年ではソーラーウォッチやスマートウォッチといった分野でも積極的に進化を遂げている。

 デザインの自由度も高く、カジュアルからドレッシーな場面まで幅広いスタイルに対応する懐の深さもタグ・ホイヤーの強みだ。比較的手に届きやすい価格帯ながら、優れた品質とブランド力を備え、価格以上の満足感をもたらすタイムピースとして、初めての機械式時計に選ばれることも多い。

 腕時計に求められる精度・信頼性・デザインをバランスよくまとめ上げたタグ・ホイヤーは、スタイルやシーンを選ばず、着ける人の個性に自然となじむブランドといえる。

 


タグ・ホイヤーが展開するコレクションの種類
 タグ・ホイヤーに興味はあるけれど、たくさん種類があって、どれを選んで良いか分からないと思ってはいないだろうか? モータースポーツやダイビングなどテーマごとに個性が分かれているが、初めての人には判断が難しいかもしれない。

 ここでは、タグ・ホイヤーの主要コレクションをひとつずつ解説する。モデルごとの特徴を知れば、自分に合った1本が自然と見えてくるはずだ。購入前の参考として活用してほしい。

「タグ・ホイヤー カレラ」
 


 

タグ・ホイヤー「タグ・ホイヤー カレラ クロノグラフ」Ref.CBS2212.BA0048
2025年に発表された、「タグ・ホイヤー カレラ」の最新作。1960年代の同コレクションに見られた、 “ビーズオブライス” ブレスレットを備えていることが特徴だ。自動巻き(Cal.TH20-00)。33石。2万8800振動/時。パワーリザーブ約80時間。SSケース(直径39mm、厚さ13.9mm)。100m防水。103万4000円(税込み)。
「タグ・ホイヤー カレラ」は、同社の中核を成すコレクションだ。1963年、当時同社のCEOだったジャック・ホイヤーが、カーレース「カレラ・バナメリカーナ・メヒコ」からインスピレーションを得て生み出した腕時計から歴史をスタートさせる。なお、このカーレースは総走行距離3000km以上に及ぶもので、アップダウンも激しく、過酷なカーレースとして知られている。

 そんなカレラは、モーターレースに求められる機能性と視認性を追求していることが特徴だ。とりわけ優れた視認性を持ったダイアルデザインは、今なおカレラの特徴として継承されている。ドライバーがレース中に一瞬で情報を読み取れるよう設計された、カレラならではの機能美だ。

 現行コレクションは、豊富なバリエーションがそろっていることも、大きな魅力だ。1960年代の“グラスボックス”風防を再解釈したレトロなクロノグラフウォッチからスポーティーなクロノグラフウォッチ、あるいはベーシックな3針もでる など、多彩に展開されているのだ。素材使いも豊富で、定番のステンレススティールのみならず、18Kゴールドやダイヤモンドをあしらった、ラグジュアリーなバリエーションも登場している。

 タグ・ホイヤー カレラは、ブランドのレーシングDNAを体現しながら時計としての完成度を年々高めてきたシリーズである。一方で100m防水に代表される、日常使いに適したスペックも有しているため、毎日を共に過ごせる相棒となってくれるに違いない。

「タグ・ホイヤー アクアレーサー」
 


 

タグ・ホイヤー「アクアレーサー プロフェッショナル300」Ref.WBP5110.BA0013
波を思わせるパターンがあしらわれたダイアルが特徴的な、直径42mmケースのモデル。自動巻き(Cal.TH31-00)。2万8800振動/時。パワーリザーブ約80時間。SSケース(直径42mm、厚さ12mm)。300m防水。58万3000円(税込み)。
「タグ・ホイヤー アクアレーサー」は、ダイバーズウォッチを出自とするコレクションだ。この名前がタグ・ホイヤー史に登場したのは2004年。「2000 アクアレーサー(翌年「アクアレーサー」にコレクション名が変更)」である。カレラやモナコと比べると歴史が新しいと思うかもしれないが、タグ・ホイヤーは1978年に同社初のダイバーズウォッチである「ダイビングウォッチ」Ref.844を皮切りに、「ホイヤー 1000m ダイバー」や「タグ・ホイヤー スーパー プロフェッショナル 1000M」などを手掛けてきており、防水性や堅牢性といった、ダイバーズウォッチに求められる機能性については、長年の実績があると言える。

 現行のアクアレーサーは、ダイビング向けとして300m防水を備える「タグ・ホイヤー アクアレーサー プロフェッショナル 300」、アウトドア向けにポジショニングされる「タグ・ホイヤー アクアレーサー プロフェッショナル 200」、そして「タグ・ホイヤー アクアレーサー プロフェッショナル1000 スーパーダイバー」に大きく分けられる。

 特徴的なのが、12角形の逆回転防止ベゼル。グリップ性を高めながら、直線的でシャープな印象を与えるこのベゼルは、タフでありながらどこか知的な雰囲気を醸し出す。ダイアルには波模様やサンレイ仕上げが施されたモデルなど豊富で、見る角度によって表情が変わるのもアクアレーサーの魅力だ。インデックスや針にはスーパールミノバ®︎がしっかりと塗布されており、暗所でも視認性を確保している。

 自動巻きムーブメントを搭載した機械式モデルから、クォーツ、あるいはソーラーウォッチのモデルが用意されており、予算や使用シーンに合わせた柔軟な選択が可能だ。機能だけでなく、サイズ展開やカラーバリエーションも豊富で、ユニセックスに楽しめる点も強みとなっている。

「タグ・ホイヤー フォーミュラ1」

タグ・ホイヤー「タグ・ホイヤー フォーミュラ1 ソーラーグラフ」Ref.WBY1111.BA0042
2025年に発表された、コレクションで初めてソーラーグラフムーブメントのCal.TH50-00を搭載したモデル。ソーラークォーツ(cal.TH50-00)。フル充電時約10カ月稼働。SSケース(直径38mm、厚さ9.9mm)。100m防水。28万6000円(税込み)。
「タグ・ホイヤー フォーミュラ1」は、タグ・ホイヤーのレーシングスピリットを最もカジュアルに楽しめるシリーズだ。このコレクションは、1985年に同社がマクラーレン レーシングチームのスポンサーとなったことをきっかけに誕生した。F1で実績を残してきたこのチームのドライバーらが品質テストに協力したことで、翌1986年に「フォーミュラ1」としてコレクションが生み出されたのだ。

 フォーミュラ1最大の特徴は、スポーティーでエネルギッシュなデザインにある。大型のベゼル、視認性に優れた力強い針やインデックスなど、動きのあるフォルムが際立ち、装着するだけでアクティブな印象を演出できる。モデルによっては大胆なレッドやグリーンの配色もあり、タグ・ホイヤーの他コレクションにはないカジュアルな表情が楽しめる。

 機能面では、精度の高いクォーツモデルを中心に、自動巻きクロノグラフまでラインアップされており、幅広いユーザーに対応する構成が魅力となっている。200mの防水性能と相まって、実用的な仕様が充実しており、見た目だけではない、頼れるスペックを備えている。

「タグ・ホイヤー モナコ」

タグ・ホイヤー「タグ・ホイヤー モナコ クロノグラフ」Ref.CAW211P.FC6356
ケース9時側にリュウズが取り付けられた“レフティ”仕様が特徴のロングセラーモデル。自動巻き(Cal.11)。2万8800振動/時。パワーリザーブ約40時間。SSケース(縦39×横39mm、厚さ14.3mm)。100m防水。112万7500円(税込み)。
「タグ・ホイヤー モナコ」は、「角形ケースのクロノグラフウォッチ」として、今なお強烈な個性を放ち続けるコレクションだ。1969年に誕生した初代モナコは、自動巻きクロノグラフムーブメントを搭載し、さらに防水仕様のスクエアケースを実現したことで、当時の時計業界に衝撃を与えた。丸形が主流だった時代にあえて角形を選んだその姿勢は、半世紀を経ても色あせることなく、アイコニックな存在として多くの時計愛好家を惹きつけている。

 なお、タグ・ホイヤー モナコが広く知られるようになったのは、俳優スティーブ・マックイーンが映画『栄光のル・マン』で着用したことがきっかけだ。レースと映画、スピードとスタイルというふたつの世界をまたぐシンボルとして、モナコはカルチャーアイコンへと昇華されていった。角形ケースや鮮やかなカラーリングなど、他のモデルでは見られない独自のディテールが魅力だ。

 現在のモナコは、クラシックな意匠を引き継ぎながら、自社製ムーブメントであり、約80時間のパワーリザーブを有したCal.TH20-00を搭載したモデルなど、スペック面でも進化を遂げている。また、文字盤をオープンワークにした仕様など、モダンさが取り入れられたモデルも展開されている。モナコのアイコニックなフォルムを受け継ぎつつ、手元で個性を演出できるのは、時計好きにとってはうれしいポイントだ。

 人と同じではつまらない、自分のスタイルを貫きたいという思いに応えてくれる唯一無二のタグ・ホイヤーウォッチが本コレクションと言える。

「TAG Heuer Connected」

タグ・ホイヤー「タグ・ホイヤー コネクテッド キャリバーE4 ゴルフエディション」Ref.CSBR8080.EB0284
タグ・ホイヤーが手掛けるコネクテッドウォッチのうち、人気のゴルフエディションが本作だ。クォーツ(Cal.E4 Wear OS byGoogle™搭載)。Tiケース(直径45mm)。50m防水。17万6000円(税込み)。
「TAG Heuer Connected」は、スイスの高級時計ブランドがテクノロジーの最前線に踏み出した挑戦的なコレクションだ。伝統的な時計作りをベースに、Googleとの協業で開発されたWear OSを搭載したこのコレクションは、ラグジュアリーとスマート機能を高い次元で融合させている。あくまでタグ・ホイヤーらしいデザインコードを保ちながら、日常にフィットする先進機能を搭載している点が、このシリーズ最大の魅力だ。

 外装はチタンやセラミックス、サファイアクリスタルといった素材を採用しており、見た目や質感は高級時計に引けを取らない。ダイアルはディスプレイでありながら、タグ・ホイヤー伝統のクロノグラフや3針スタイルを模したデザインが多意されるなど、その日の気分やシーンに応じて切り替えが可能なのもうれしい。最先端のコネクテッドウォッチでありながら、伝統的な時計としての美意識がしっかりと貫かれている。

 機能面では、GPSや心拍センサー、ワークアウトトラッカーなどスポーツ向けの要素が充実。掲載写真はゴルフに特化したモデルで、プレイ中のショット分析やスコア管理といった機能を手元でスマートに使いこなせる。また、スマートフォンとの連携によって通知管理や音楽再生までサポートし、ビジネスとアクティビティーの両面を支えるツールとして完成度が高い。

 TAG Heuer Connectedは、ラグジュアリーウォッチの文脈にありながら、現代的なライフスタイルにも自然と寄り添う存在だ。クラシックな1本では満足できない、テクノロジーとデザインの両方を追求したい人にこそ、選んでほしい。

「タグ・ホイヤー リンク」

タグ・ホイヤー「タグ・ホイヤー リンク」Ref.WBC1312.BA0600
エレガントなデザインの本コレクションの中でも、マザー・オブ・パールダイアルにダイヤモンドのインデックスを組み合わせることで、一際上品に仕立てた1本。クォーツ。SSケース(直径32mm、厚さ9.05mm)。100m防水。41万2500円(税込み)。
「タグ・ホイヤー リンク」は、スポーティーでありながらエレガンスも失わない、独自のポジションを築いてきたコレクションだ。

 1987年にタグ・ホイヤーが発表した「S/el(セル。Sport eleganceを意味している)」をルーツとしている。このS/elは、時計デザイナーであるエディ・ショッフェルが手掛けた名作のうちのひとつで、連結したふたつのS字型のリンクのブレスレットが特徴的なモデルであった。

 このS/elは1999年に「リンク」としてアップデートされる。しかし特徴的なS字型のリンクは受け継がれており、アイコニックなデザインを確立している。なお、このブレスレットは人間工学に基づいて設計されており、デザインとして優れているのみならず、快適な装着感にも寄与している。

 ケースが薄く仕立てられていることも特徴だ。滑らかな曲線を描いたケースフォルムとなっており、スーツスタイルにも少し特別な装いにも自然に溶け込む。ダイアルのデザインはシンプルで、上品さと高い視認性が共存するバランス感覚も魅力のひとつだ。

 現行コレクションにおけるケースサイズの展開は、直径32mmまたは41mm。タグ・ホイヤーは男性向けの腕時計ブランドといったイメージがあるかもしれない。もちろんそんなことはなく、とりわけこのリンクの32mm径モデルはエレガントなスタイルが多いため、女性の時計愛好家もチェックしてほしい腕時計となっている。パートナー同士、ペアで身に着けても良いだろう。

 


タグ・ホイヤーからお勧めモデル3本を紹介
 多彩なタグ・ホイヤーのコレクションについて、ご理解いただけただろうか。そんなコレクションのうち、お勧めモデルを3本紹介しよう。

「タグ・ホイヤー カレラ クロノグラフ」Ref.CBS2216.BA0048
 


 

タグ・ホイヤー カレラ クロノグラフ」Ref.CBS2216.BA0048
アイコニックな“逆パンダ”ダイアルを備える人気モデル、「ホイヤー7753 SN」に敬意を示す本作は、レトロな表情に現代的なエッセンスを加えた傑作である。自動巻き(Cal.TH20-00)。33石。2万8800振動/時。パワーリザーブ約80時間。SSケース(直径39mm)。100m防水。103万4000円(税込み)
「タグ・ホイヤー カレラ クロノグラフ」は、クラシックな美意識と現代の技術が交差する、カレラらしさを凝縮した1本だ。インスピレーションの源は、1960年代の名作「グラスボックス」デザイン。ドーム型のサファイアクリスタルがケースの縁を覆うようにせり出すことで、ヴィンテージ感を演出しつつも、全体の造形はあくまで現代的に再構成されている。

 ダイアルはサンレイ仕上げのシルバーをベースに、3時と9時に配置されたブラックのインダイアルが視覚的なリズムを生む。通称“逆パンダ”配色が与えるコントラストは、視認性とスポーティーさの両立に寄与しており、クロノグラフ機能を使う際の読み取りもスムーズにできるだろう。

 ブレスレットはステンレススティール製で、エッジの効いたラインを持ちつつ、装着感は柔らかい。ポリッシュとサテン仕上げのコントラストが、手元にメリハリを生むと同時に、高級感を演出している。

 搭載されるムーブメントは、自動巻きクロノグラフムーブメントのCal.TH20-00。両方向巻き上げ式のローターにより、効率的な自動巻き機構を実現し、約80時間と、実用的なパワーリザーブを有する。安定した精度と信頼性に加え、ケースバックからはムーブメントの動きを視覚的にも楽しむことができる。

「タグ・ホイヤー アクアレーサー プロフェッショナル300」Ref.WBP5111.BA0013
 


 

タグホイヤースーパーコピー アクアレーサー プロフェッショナル300」Ref.WBP5111.BA0013
海中という過酷な環境にあっても共に試練を乗り越えてくれる力強さとともに、COSC認定のCal.TH31-00を搭載することで、日常の相棒にもなってくれる。自動巻き(Cal.TH31-00)。30石。2万8800振動/時。パワーリザーブ約80時間。SSケース(直径42mm、厚さ12mm)。300m防水。58万3000円(税込み)
「アクアレーサー プロフェッショナル300」は、海でも街でも使える万能なダイバーズウォッチとして、汎用性の高い1本だ。300m防水を備える堅牢なケースや逆回転防止ベゼルといったダイバーズウォッチの基本機能はしっかりと備えながら、デザインには洗練とモダンさが漂い、日常使いにもなじむ。

 ケース径は42mmで、厚さも抑えめに設計されており、ダイバーズウォッチとしての力強さを感じさせつつも、装着感は快適だ。12角形のベゼルとダイアルの明るめのブルーは、手元で存在感を放ってくれる。インデックスや針、ベゼルの12時位置にはスーパールミノバ®︎が塗布され、暗所でも視認性を確保している。

 ムーブメントにはCOSC認定のCal.TH31-00を搭載。約80時間のパワーリザーブが確保されているため、優れた精度で毎日をサポートしてくれる。

 なお、ケースバックはシースルー仕様ではなく、ダイバーズらしくしっかりとしたソリッドタイプが採用されており、プロユースに耐える構造となっている。

 ブレスレットはH型のステンレススチール製で、堅牢性と快適な装着感を両立。クラスプにはエクステンション機構を備えているため、工具なしで微調整が可能だ。

 海辺やスポーツシーンはもちろん、タウンユースやオフィススタイルにも自然にフィットするこのモデルは、実用性とスタイルのバランスを重視する人にとって最適な選択肢となる。タグ・ホイヤーのダイバーズラインを語るうえで欠かせない1本だ。

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