- 2025/12/11
- スーパーコピー時計
レデラーがドバイ ウォッチ ウィークにて、CIC39の新しいクリエーション、InVerto Tataniumを発表しました。
InVerto(インベルト?)はレデラーの出身地であるドイツ語で逆転のような意味で、英語のinvertに相当、そのまま「反転」という意味でしょうか。
ステンレススティールケースのトリプルサーティファイドオブザバトリークロノメーターと同様に実用金属のグレード5チタンケースに納めました。
スーパーコピー時計の本来はグラスバックに相当するドーム状の風防によってムーブメント・歯車・スプリング・そして2つのルモントワールとセントラルインパルスクロノメーター脱進機が遮られることなく眺めることができます。
このドームはレデラーが理想とする有機的な連続曲面になるよう手作業で仕上げられ、ケースまでを内製することができるレデラー社の技術力の証明でもあります。
セントラルインパルスクロノメーター脱進機は完全に独立した2つの輪列で駆動される2つのガンギ車が1つのアンクルで制御され、それぞれの回転方向の衝撃を独立して与える構造です、安全のために「捨てる」エネルギーを最小に抑えており、反転した回転を作るための伝え車もない「独立」両方向駆動脱進機、としています。
ベルナルド・レデラーとしては、師として仰ぐジョージ・ダニエルズの両方向「独立」直接駆動脱進機同様、2つの輪列から効率よくエネルギーを与えることが高効率のためには最も重要であり、「両方向」「直接駆動」であっても1つの輪列から1:1の反転車で逆回転を作るような設計は望ましくない、と考えていることは以前のインタビューで伺いました。
この構造の副産物として、2つの輪列からは速度は同じで回転方向が逆の回転が常にペアで取り出すことができます。
この性質を活かすことで、運針の回転方向を逆にするための反転輪列を不要とし、ほぼ追加パーツなしで反転構造を実現できているのは44mmと同様です。
テンワを支えるブリッジのセンターに時分針が取り付けられています。
古典的なコハゼと片方の香箱の巻き上げ方向を逆にするための反転車がデザインのアクセントななっています。
ルモントワールのブロックレバーも見えます。
44mmのInVerto同様、向かって時計回りに回転するスモールセコンドはケースバック側に配置されています。
今更気が付きましたが、反転構造によって本来は反時計回りになっている側がケースバック側から見ると時計回りになっている、というのはユニークです。
ケースバックにはルモントワールと脱進機・テンワを意匠化したエングレーブが施されているのもユニークです。
44mmに時に「このデザインでは二針にした方が良かったのでは?」と質問したところ、「CICの全数で通しているCOSC(クロノメーター検定)のためには秒針が必須、確かにInVertoではデザイン上邪魔になるので裏に付けた」との回答が。
仕上げの難しいチタンを選び、貴金属ケース同様の仕上げを行い、美しいケースを実現する事はレデラーの誇る工房が無ければ不可能だったと語られています。
ムーブメント部品の98%、ケースまで内製するマニュファクチュールの力があってこそ作り上げることができたものでしょう。
反転に合わせて各部が再設計されたムーブメントには新しいキャリバー9019というという名前が与えられ、2つのルモントワールとセントラルインパルスクロノメーター脱進機のリズムを刻みます。
限定数は定められていませんが、「極めて少数」の生産になるとされているInVerto 39mm チタニウム、これのためにドバイに行くべきだったか…と思えるような力作です。
来年には時計師として40周年を迎えるベルナルド・レデラー、この作品も実機を見てみたい!







