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2025年05月20日の記事は以下のとおりです。

これはシャネルが、J12を現代デザインのキャンバスとして使用したものだ。

プレタポルテ(Ready-to-Wear)、ビューティー、ウォッチ、ジュエリーのブランド認知度において、シャネルは他の追随を許さない。ガブリエル“ココ”が築き上げたデザイン言語やコードは、前述したすべてのカテゴリーにおいて強力である。“ココ”がブランドのために創り出した重要なヴィジュアルの柱である、リトルブラックドレス、キルティングバッグ、ツイードスーツ、ツートンシューズ、カメリア、パール、そしてシャネルのNo.5の香水は、カテゴリーの舵取りを任されたそれぞれのクリエイティブ・ディレクターによって再パッケージ、再利用され、現代のコンテクストに再構成されている。


シャネル時計スーパーコピー代引きは、1987年のジャック・エリュ(そしてプルミエールの発表)から始まった。それ以来、J12はブランドの巨大なセグメントへと変貌を遂げ、シャネルのウォッチメイキングの世界の中心に君臨し続けている。2000年代初頭に比べると目にすることは少なくなったかもしれないが、J12は誕生から24年経っても同じように認知されている。主にセラミックでつくられるこの時計はそれ自体が十分なコードとなっており、シャネルのウォッチメイキング・クリエイション・スタジオ・ディレクターであるアルノー・シャスタン氏は、J12をクラシックなシャネルのキャンバスに見立てて、未来的なひねりを加えた。時代を超越したスタイルによって流行を逃れる、シャネルのブランドとしての能力と、現在に根ざしたいというシャスタンの明確な願望のあいだには、明らかなパラドックスがある。これは故カール・ラガーフェルドが、(当時は)由緒あるファッション・ハウスを現代ファッションの歴史のなかで最も関連性が高く、話題となるブランドのひとつに生まれ変わらせることによって、ファッションに変革をもたらしたのと同じである。

クラシックなブラックとホワイトのJ12は、2019年にシャスタンによって刷新された。それ以来、さまざまな色、形、素材へと進化を遂げている。クラシックの最新リミックスは、新たにリリースされた(世界限定12本)38mmのJ12 X-RAY ピンク エディションである。透き通るようなピンクのオープンワークウォッチで、ベゼルの周りとインデックスにピンクサファイアを配している。ケースはベージュゴールドでできており、イエローゴールドよりも淡いピンクがかった色合いで、ローズやピンクサファイアクリスタルよりも少しピンクが抑えられている。

テクノロジー、デザイン、建築に共通する“現代的な”スタイルとして、透明性は常に未来的なモチーフとして機能してきた。何かの内部構造を見ることで、まるで私たちを未来に連れて行ってくれるかのように。表面的には、レトロフューチャリスティックでカートゥーン的(『宇宙家族ジェットソン』のよう)な世界観の現代的デザインだ。ただ今回に限って言えば、シャネルがウォッチメイキングにおいて常に行ってきたように、素材の最先端を行くための意図的な選択であったと私は考えている。J12は、市販された最初のセラミックウォッチのひとつだったことを忘れてはならない。技術的にはオープンワークの時計を“スケルトン”と呼ぶことができるが、文字盤、ケース、ブレスレットが透明な時計は、“機械製品を見せる”という伝統的なテクニックを超えている。サファイアはバラ色の携帯ケースのようなものとして存在し、時計とサファイアは、まるでピンククリスタルのなかに浮かんでいるように見える。真面目な時計でありながら、それほどシリアスでない態度だ。

私はテクニカラーのサファイアの斬新さに不思議な魅力を感じている。リシャール・ミル、ウブロ、シャネルの時計は、定義の限界を押し広げている。これは時計なのか? それとも精神的にはウェアラブルな現代アートに近いのだろうか? これらのサファイアウォッチは時を経ても価値があるのだろうか? それとも単に伝統的なデザイン疲れによる産物なのだろうか?

シャスタン氏は“技術性は創造のためにある”と主張しているが、シャネルのCal.3.1により、依然として機械的な整合性は保っている。自社製手巻きムーブメントを搭載し、特にタイマーブリッジ、プレート、歯車受けはクリスタルサファイアで製作されている。パワーリザーブは約55時間、防水性は30mだ。

1歩引いて大局的な分析をしてみると、カール・ラガーフェルド亡きあとの世界で、シャネルはどのような立ち位置にいるのだろうかと考えずにはいられない。ブランドには主に3つのカテゴリーがあり、それぞれにクリエイティブ・ディレクターがいる。しかし各部門(衣料品、美容品、時計、宝飾品)は同一のブランディング、共通のアンバサダー、3つのカテゴリーすべてで買い物をしたり投資したりする顧客層を通じて、相互につながっている。これは完全に統合された、ブランドエコシステムなのだ。ブランドのプレタポルテコレクションでは、ヴィルジニー・ヴィアール氏によるイノベーションが少ないように感じるが、シャスタン氏は明らかにリスクを取って、時計製造のオデッセイへと私たちを引き連れている。J12をセラミック製サブマリーナーと呼ぶのは勝手だが、シャネルのトレードマークであるこの時計は、時計デザインにおいて明らかにリスク取るブランドにとって、クラシックなキャンバスであり続けているのだ。

パテック フィリップ 年次カレンダー Ref.5396Gを実機レビュー

パテック フィリップは今年のWatches&Wondersで、既存のコレクションにグラデーションブルーの文字盤とダイヤモンドのバゲットインデックスを加えた、ホワイトゴールド製の年次カレンダー Ref.5396Gを発表した。

Ref.5396Gのホワイトゴールド製ケースはRef.5396同様に直径38.5mm×厚さ11.2mmで、防水性能は30m。サファイアクリスタルのケースバックから見えるパテックのCal.26‑330 S QA LU 24Hは、年次カレンダーにムーンフェイズ、センタースイープ秒針を備えている。曜日と月の表示は12時位置の下に並べて配置され、日付は6時位置のサブダイヤル部分に切り出されている。

パテック フィリップコピーサンバースト仕上げのブルー文字盤はグラデーションになっており、ミニッツトラックに向かってブラックに変化する。サンバースト仕上げとなめらかなグラデーションの組み合わせが絶妙なアクセントとなり、一般的なフラットな仕上げよりも文字盤の印象をより際立たせると同時に、シャープなドーフィン針とスイープ秒針がルックスを引き締めている。また、Ref.5396Gにはシャイニーブルーのアリゲーターストラップとデプロワイヤントクラスプが取り付けられている。

パテック 年次カレンダー Ref.5396Gの価格は1006万円(税込)で、参考までにカタログに残っている既存のRef.5396Rより94万円ほど高くなっている。

少しさかのぼって話をしてみよう。パテック フィリップ 年次カレンダー Ref.5396は、カラトラバスタイルのケースを採用した初の年次カレンダーモデルとして2006年に登場した。なお、パテック最初の年次カレンダー搭載モデルは、その10年前に発表されたばかりだった。ブランドが最後にRef.5396のラインナップを更新したのは、この複雑機構が誕生して20周年を迎えた2016年のことだ。そして今回、このコレクションはこれまででもっともドレスアップされたものとなった。

ブルーのグラデーションダイヤルとバゲットインデックスの組み合わせは、パテックではこれまでにも何度か採用されてきた。特に、パテック初の自社製キャリバーを搭載したクロノグラフ Ref.5170Pのものは素晴らしい。長きにわたり愛されてきた年次カレンダーにこのコンビネーションを使用したことは、Ref.5396への賛辞と呼ぶにふさわしい。プラチナ製であれば真に価値のあるモデルとなっただろうが、おそらくプラチナは、今年のRef.5236Pのようなより上位のモデルにこそ(主に)使用されるべきものだ。

Ref.5396にバゲット加工を施すだけの価値があっただろうか? 私には分からないが、このリファレンスのことを考えるたびに、ブラックダイアルにブレゲ数字をあしらったRef.5396Gのティファニー限定モデルについてジョン・メイヤー(John Mayer)が詩的に語っていたことを思い出す。その時計はこのモデルよりも数量が限られた特別なものだったが、このリファレンスがメイヤーとティファニーにとって十分に素晴らしいものであったなら、確かにバゲットを取り付ける価値があるだろう。

率直に言って、バゲットインデックスは、ダイヤルにダイヤモンドをセッティングするうえで私が好む手法のひとつだ。ダイヤモンドの集合なので地味に見えるということはないのだが、ほかの多くのダイヤモンドセッティングに比べると少々控えめな感じがする。しかし、レジェップ・レジェピのルビーやディアマントのような成功例もあり、このモデルでもうまくいくだろうと思っている。典型的とも言えるグラデーションブルーの文字盤と相まって、パテックの年次カレンダーのラインナップに魅力的な彩りを添えている。


基本情報
ブランド: パテック フィリップ(Patek Philippe)
モデル名: 年次カレンダー(Annual Calendar)
型番: 5396P

直径: 38.5mm
厚さ: 11.2mm
ケース素材: プラチナ
文字盤色: グラデーションブルー
インデックス: バゲットインデックス
夜光: なし
防水性能: 30m
ストラップ/ブレスレット: フォールドオーバークラスプ付きアリゲーターレザーストラップ

ムーブメント情報
キャリバー: パテック 26‑330 S QA LU 24H
機能: 年次カレンダー、ムーンフェイズ、スイープ秒針
直径: 33.3mm
厚さ: 5.8mm
パワーリザーブ: 最大45時間
巻き上げ方式: 自動巻き
振動数: 2万8800振動/時
石数: 45
価格 & 発売時期
価格: 1006万円(税込)

Ref.5396G 年次カレンダーについて、詳しくはパテック フィリップのWebサイトをご覧ください。

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