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ルイ・ヴィトン新作スニーカー「LV バターソフト」が登場。

2025年7月10日(木)より、ルイ・ヴィトン ストアほかにて発売される。

なめらかレザーのスニーカー「LV バターソフト」
「LV バターソフト」192,500円
ルイヴィトン コピー新作スニーカー「LV バターソフト」は、まるでバターのようになめらかなソフトレザーを使用していることからその名が付けられた。スニーカーが日常のファッションアイテムとして定着し始めた1960年代のモデルにインスパイアされた1足で、ヴィンテージライクなデザインが特徴だ。

 

LV バターソフト スニーカー 192,500円
しなやかなレザーとパッド入りのアッパーが、ランニングシューズのように柔らかで快適な履き心地を実現。

ルイ・ヴィトンを象徴するディテール
バターソフト スニーカー 231,000円
アッパーのサイドにはLV ロゴ、シュータンにはクリエイティブ・ディレクターであるファレル・ウィリアムスの顔をモチーフにした「Phriendship」をデザインした。

多彩なカラーを展開
「LV バターソフト」192,500円
カラーは、ホワイトやブラック、ベージュなどの日常使いしやすいラインナップのほか、パステルピンク、鮮やかなオレンジなど、バリエーション豊富に展開。アイコニックなモノグラム・パターンをあしらったデザインもラインナップする。

詳細
「LV バターソフト」192,500円~231,000円
発売日:2025年7月10日(木)
展開:ルイ・ヴィトン ストア、ルイ・ヴィトン 公式オンラインストア
※6月29日(日)まで、ルイ・ヴィトンの公式サイトおよびアプリ、クライアントサービスにてホワイトのみ先行予約を受付。

【問い合わせ先】
ルイ・ヴィトン クライアントサービス
TEL:0120-00-1854

アウトドローモがMobil 1、新たな限定モデルが登場した。

アウトドローモは、初期にてがけたデザインのひとつであるモノポストを特別な経緯で復活させた。モノポストの初代モデルは、アウトドローモ創設者のブラッドリー・プライス(Bradley Price)氏が第2作目として取り組んだ機械式時計のデザインから2012年11月に誕生した。このモデルはプライス氏が抱くモータースポーツへの情熱から生まれたもので、1950年代のシングルシーターカテゴリのグランプリカー、その計器にオマージュを示したデザインが特徴だ。特に赤く塗られたエリアがその象徴的なディテールとなっている。初代モデルは2色展開で各250本が生産され、即座に完売した。この成功により、アウトドローモは時計ブランドとしての地位を確立することとなったのである。2017年にはモノポストをクロノグラフとして再設計したものの、それ以降このシリーズは休眠状態に入った。

それから12年以上の時を経た現在、モノポスト Mobile 1 エディションとして3針モデルとして復活を果たした。Mobil 1 レーシングチームとのパートナーシップのもと、合成エンジンオイルMobil 1の50周年を記念した限定モデルである。直径43mmのステンレススティール(SS)ケース(金メッキ版も用意)という外観は初代モデルと共通だが、それ以外には多くの改良が加えられている。

 直径が大きい点に少々抵抗を感じるかもしれない(まあ理解できる)が、今回のモデルではケースの厚さが初代の11.98mmから10.8mmにスリム化されており、ワイヤーラグが手首によりフィットしやすくなったことを期待したい。また初代モデルで採用されていたミネラルクリスタルは、より高品質なサファイアクリスタルに変更されている。この点は、大振りな風防のサイズを考慮すれば必須の改良といえる。内部には従来のCal.821Aに代わり、ミヨタのCal.9039が搭載されており、デイトを排した仕様となっている。

今回最大の変更点は、新たに採用された光沢のあるホワイトダイヤルだ。一部の文字表記やフォントは若干アップデートされ、クロノグラフ版からの要素が取り入れられているが、この時計最大の魅力は6時位置のすぐ上に配された赤いペガサスのロゴにある。これはMobil 1のレーシングスピリットとブランドアイデンティティを象徴する、ひと目でそれとわかるシグネチャーデザインである。また風防からはレッドラインが削除されており、同要素をガラスの一部に塗装していた従来のモノポストとは異なる仕様となっている。さらにMobil 1のカラースキームを反映し、時刻表示の文字やスケルトン仕様の針はダークブルーで仕上げられ、秒針は赤いペガサスのロゴと同じカラーとなっている。
 モノポスト Mobile 1 エディションは合計150本の限定生産で、そのうち100本がSSケース、50本が金メッキを施したSSケースとなる。SS版の販売価格は875ドル(日本円で約13万6000円)、金メッキ版は950ドル(日本円で約14万8000円)。各モデルにはシリアルナンバーが刻印され、対応する番号が入ったコレクターズボックスとともに提供される。

我々の考え
現在のアウトドローモを知る人の多くは、おそらくグループBモデルをきっかけにブランドを知ったのではないだろうか。それが同ブランドにおける代表的なヒット作であることは間違いない。しかし個人的にはあまり話題にならないアウトドローモのデザインも好きで、特にモノポストはその筆頭だ。昨年、初代モノポストを試す機会があったが、サイズが大きいとはいえ楽しめる1本だった。

自分の手首には合わないが、遠くから眺めるには実に魅力的な時計だ。とはいえ手首の大きい人や、あえてオーバーサイズの時計をつけてドライブしたい人にはぴったりの1本だろう。今回の新バージョンがどのような仕上がりになっているのか、実際に手に取って試してみたい。薄型ケースへの変更が着用感にどれほどの影響を与えているのか気になるところだ。ただし大径ケースの時計は、厚みを抑えることでかえって大きく見えてしまうこともある。

デザインの面では、Mobil 1 エディションで施された変更点を高く評価したい。2017年のクロノグラフ版から採用されたダイヤルのフォントを取り入れたのは正解だろう。3針のモノポストに落とし込んだことで、全体的にすっきりと洗練された印象になった。ダイヤルに過度な装飾を施さなかったことで赤いペガサスが際立ち、それこそがこのモデルの狙いなのだと思う。モノポストの復活をこのパートナーシップの発表の場として活用したのは、実に粋な演出だ。


そして何よりもこのモデルの素晴らしい点は、モノポストが単なるモータースポーツへのオマージュではなく、Mobil 1と公式にコラボレーションした時計になったことである。アウトドローモのようなブランドからすると、これは創設者ブラッドリー・プライス氏にとっても大きな出来事だろう。クラシックなモータースポーツに精通しているわけではない自分でさえ、赤いペガサスのロゴが持つアイコニックな存在感は理解している。モータースポーツ業界で名を馳せるMobil 1が、一般的にはまだニッチな存在であるアウトドローモとのパートナーシップを組んだことは、まさに夢のような展開ではないか。この限定モデルはアウトドローモの熱心なコレクターやモータースポーツ愛好家にとって、ぜひ手に入れたい1本になることだろう。

基本情報
ブランド: アウトドローモ
モデル名: モノポスト Mobile 1 エディション

直径: 43mm
厚さ: 10.8mm
ケース素材: SS/金メッキを施したSS
文字盤色: 光沢のある白
インデックス: プリント
夜光: なし
防水性能: 50m
ストラップ/ブレスレット: イタリア製バッファローレザー、ブルー(SS製モデル)/ブラック(金メッキを施したSS製モデル)

ムーブメント情報
キャリバー: ミヨタ 9039
機能: 時・分・秒表示
パワーリザーブ: 42時間
巻き上げ方式: 自動巻き
振動数: 2万8800振動/時
石数: 24

モー・コッポレッタ氏が、新進ブランドでデザイナーとしての新たな役割を担う。

フェアで見かけるとは思っていなかったが、仕立てのいいスーツに厚めのフレームのメガネが印象的な人物だった。しかし、その洗練された装いだけではモー・コッポレッタ(Mo Coppoletta)氏の多彩なバックグラウンドをすべて読み取ることはできない。彼はタトゥーアーティストとしてキャリアをスタートさせ、そのあとカーデザインやインテリア、スピリッツ、メンズウェアといった幅広い分野でデザインを手がけてきた。そして今、彼がクリエイティブを率いるのが“ガガ・ラボラトリオ(Gagà Laboratorio)”という比較的新しいブランドだ。コンセプトは、“イタリアンデザインとスイスの精密技術が融合したラグジュアリーウォッチ”。 現行モデルのラボルマティックは、その独特で目を引くデザインが印象的だった。そこでブランドマネージャーと話をしたあと、実機を詳しく見るために2本取り寄せてみることにした。

ラボルマティック・バウハウス
ラボルマティックにはふたつのバージョンがあり、上のバウハウスと下のチンクアンタは、どちらも市場でよく見かけるデザインとは一線を画している。個人的に、アイデアの先駆者でないなら少なくともその分野で最高のものをつくるべきだと思っている。そうでなければ、まったく新しいものを生み出すほうがいい。そんななか称賛すべき点は、コッポレッタ氏がこの退屈になりがちな市場に対する鮮やかなアンチテーゼを提示していることだ。

コッポレッタ氏の時計デザインへの進出はこれが初めてではない。過去にはブルガリやクロノパッションと協力し、タトゥーをモチーフにした限定オクト フィニッシモを手がけている。ただ、タトゥーのない自分としては、あの限定モデルについて深く考えたことはなかった。自分のスタイルに合うとは思えなかったからだ。しかし新しいラボルマティックでは、彼のクリエイティブなデザインがより身につけやすい形で表現されている。

ラボルマティック・チンクアンタ
この時計は独特なセクタースタイルのダイヤルを採用しており、立体感にあふれている。4つの象限と時刻表示を囲むフレームが盛り上がり、その内部にはドーム状のセクションが配置されている。さらに中央の分表示は1段高くなっており、コントラストのあるカラーを採用。そして文字盤中央にはブランドロゴ入りのキャップが配され、これがスモールセコンドとして回転する仕組みだ。内部には自動巻きムーブメントを搭載しており、シースルーバック、ドーム型サファイアクリスタルで全体的に厚みのあるデザインとなっている。その結果ステンレススティールケースのサイズは42mm径、厚さは13.3mmと、ややボリューム感のある仕上がりだ。

印象的なデザインもさることながら、この時計の主役はやはりディスプレイだ。一見すると、カルティエのタンク・ア・ギシェのようなジャンピングアワーに見えるかもしれない。しかし、5000ドル(日本円で約77万円)以下の価格帯でそれを期待するのは少々無理がある。実際にはアワーディスクが文字盤の下に隠されており、12時位置の開口部を通して時間を読み取る仕組みだ。

両バージョンとも時刻を指し示す赤い矢印が付いているが、ジャンピングアワーのように瞬時に切り替わるわけではなく、時間が経つにつれてゆっくりと回転していく。そのため時刻表示の数字は時間が進むにつれて部分的にフレームから外れることがあるが、それを補うためにディスク上で数字が繰り返し配置されている。ただし大きな数字がディスプレイの中央にしっかり表示されるのは、ちょうど時間が切り替わるタイミングのみとなる。この仕様は最初少し戸惑うかもしれないが、慣れれば問題なく判読できる。

文字盤の中央、スモールセコンドの周囲には分表示が配置されている。バウハウスバージョンでは目盛りと長めのインデックスが描かれており、5分刻みの間隔が強調されている。時刻を示すのは小さな赤い針で、先端には円と矢印があしらわれている。一方チンクアンタでは、ミニッツトラックが個性的でスタイリッシュなフォントで描かれ、ボックスのなかに収められた矢印が分を指し示すデザインになっている。

このデザインは視認性に優れ、かつクリエイティブだ。しかし何よりも特筆すべきは(残念ながら、これを称賛しなければならないほど)フォントの選択が素晴らしいことだ。そう、これはクールなフォントなのだ。多くのブランドが似たようなフォントばかりを使い、セリフ体とサンセリフ体をごちゃ混ぜにし、無料フォントサイトのdafont.comから適当に拾ってきたようなデザインを採用しているのが現状だ。そんななかガガ・ラボラトリオは大手ブランドよりも真剣にフォント選びに取り組んでいる。

全体的なプロダクトとして見ると、視認性の面では決してひと目で読み取りやすい時計とは言えない。しかし私はウルベルクやMB&Fといった、時間をシンプルに伝えることを第1に考えていないブランドのファンでもある。そのためガガ・ラボラトリオが既存の枠にとらわれず、新しい試みに挑戦している点は評価したい。とはいえブランドが今後さらに進化し、デザインやモデル展開を広げていくうえで、いくつか指摘したい点もある。


シースルーバックをとおして、ガガ・ラボラトリオはムーブメントを披露している。このモデルはラ・ジュー・ペレのLJP-G100を搭載し、ディスク表示を可能にするためのカスタマイズが施されている。またローターはブランドロゴを想起させるデザインに改められており、クリエイティブなアプローチが見られる。しかしここからが問題だった。この時計を実際に使い始めた途端、私の評価が少し変わり始めたのだ。

ラ・ジュー・ペレのLJP-G100は、信頼性の高いエボーシュムーブメントであり、しばしばセリタSW-200の代替として使用される。ただし、パワーリザーブはSW-200の約80%増しと、持続時間の面で優れている。このムーブメントは、ファーラン・マリの3針セクターやアンオーダインのモデル1(手巻き仕様のSW-210版も併売)、ファラーのレゾリュート IIなど、さまざまなブランドの時計に採用されている。なかでもアンオーダインは最も高額なモデルで、最小サイズで2688ドル(日本円で約40万円)する。ただし、同ブランドのモデルはガラス質のエナメルダイヤルを採用しており、ダイヤルのクオリティを考えれば非常に優れたコストパフォーマンスを誇る。一方でこのラボルマティックの価格は3900スイスフラン(日本円で約65万円)。ほかのLJP-G100搭載モデルと比べると、かなり高めの設定となっている。確かにユニークな表示スタイルではあるが、ムーブメント自体のコストと直接結びつく価値の提案としてはやや弱い印象を受ける。

ローターも腕につけているとかなり緩い印象を受けた。この感覚は、むしろ1000ドル(日本円で約15万円)以下のダイバーズウォッチに期待するものであり、税込みで5000ドル(日本円で約75万円)近くになる時計では少々気になるポイントだ。また、12時位置に配置されたリューズはデザインとしては素晴らしいが、実際に時刻を調整する際にはやや扱いづらさを感じた。この問題は、かつてのF.P.ジュルヌのクロノメーター・レゾナンスでも見られたものだ。つまり、ガガ・ラボラトリオだけが機能性よりもデザインを優先したわけではない。しかし、ジュルヌは最終的にこの設計を改めている。
 予想どおり、ラボルマティックの両バージョンにおいて最も魅力的なのは、やはりデザインの要素だ。モー・コッポレッタ氏は全体のルックスに相当なこだわりを持って取り組んだことがうかがえる。ケースには独特なフレア状の段差を持つラグが採用されており、これはスパイダーラグと、パテックのRef.2549に見られるデビルズホーンラグを掛け合わせたような印象だ。またイタリアンブランドであるロックマン デシモ・カントも、これに似た(より大胆な)デザインを採用している。ケース素材についてはプレミアム・ステンレススティールとされているが、具体的にどの合金が使われているのかは明記されていない。仕上げは基本的にポリッシュだが、バウハウスモデルではミドルケースとラグの段差の一部にアンスラサイト調のサテン仕上げが施されており、適度なコントラストが加えられている点は好印象だ。

本作はミッドセンチュリー調のデザインにインスピレーションを受けているように見えるが、なぜかアステカ的な雰囲気を感じずにはいられない。その理由をはっきりと言葉にするのは難しいのだが、もしかするとあなたも同じ印象を受けるかもしれない。特にチンクアンタではそれが顕著に感じられる。このモデルはその名のとおり1950年代をテーマにしており、その時代のデザイン要素を色濃く取り入れている。

ブラックダイヤルのほうが実用的で、さまざまなシーンで使いやすいのは間違いない。しかしチンクアンタのソフトなブルーグリーンの色合いに加え、数字のデザインや、ミニッツトラックを囲むフレームの細やかなつくり込みを考えると、個人的にはこちらを選びたい。コッポレッタ氏はまだまだアイデアのストックが尽きることはないだろう。価格設定、フィット感、仕上げにさらに磨きをかければ、ガガ・ラボラトリオは画一的なモデルが多い市場において、引き続きユニークな選択肢を提供し続けることができるはずだ。

ガガ・ラボラトリオ ラボルマティック。Ref.LMBA-001(バウハウス)、Ref.LM50-001(チンクアンタ)。ステンレススティールケース、直径42mm、厚さ13.3mm、防水性能の記載なし。12時位置にディスク式の時表示、中央に円形の分表示とスモールセコンドを配置。ムーブメントはラ・ジュー・ペレLJP-G100を改良し、最大約68時間のパワーリザーブ。ストラップはイタリア製サフィアーノレザー。

グランドセイコー ヘリテージコレクション SBGH359 阪急うめだ本店限定モデル

これまでにもユニークなグレーストライプダイヤルのスプリングドライブや、オリジナルのストラップを付属したスペシャルパッケージを発表してきた、グランドセイコーの阪急うめだ本店限定モデル。2024年末に登場したこちらの1本は、“阪急マルーン”と称される阪急電車をイメージしたカラーダイヤルを特徴とした最新作である。(関西の人々には今更説明の必要もないだろうが)阪急電車は関西地方を代表する鉄道会社のひとつであり、大阪・梅田を中心に神戸、大阪、京都の各都市を結ぶ歴史の古い私鉄だ。その始まりは1910年にまでさかのぼり、開業当初から紫がかった赤茶色、すなわちマルーンを車体の表面に使用していた。本作では関西において馴染み深いこのカラーをダイヤルに大胆に使用し、そこにGSロゴ、秒針インデックスのカラーでゴールドを挿すことで文字盤の美しさをいっそう際立たせている。

直径40mm、厚さ12.9mmのステンレススティール(SS)製のケースは、1967年に発売されたグランドセイコー初の自動巻き時計“62GS”のフォルムを現代的に再解釈したデザインになっている。グランドセイコーお得意のザラツ研磨によりラグの先端までエッジが立った多面的な造形を実現しており、光を受けることでメリハリのある美しい輝きを放つ。また、ベゼルレスなデザインのためダイヤルが広々と見える構造となっている点にも注目したい。実際に手に取ると、直径40mmという数字以上にダイヤルの存在を強く感じるはずだ。

ダイヤルを広く見せることができるベゼルレスの構造や、ザラツ研磨によるシャープな多面体構造に62GSの面影が宿る。

カットされたようなラグの先端が、シャープな印象を与える。

裏蓋のサファイアクリスタルには限定であることを示す“LIMITED EDITION”の文字と“獅子”のエンブレムがゴールドであしらわれている。
内部には自動巻きのCal.9S85を搭載。これは精度の要となるパーツを素材から見直し、2009年当時にグランドセイコーのラインナップでは約40年ぶりとなる自動巻き10振動ハイビートムーブメントとして発表されたものだ。製造はグランドセイコー スタジオ 雫石。3万6000振動/時で駆動して安定した精度を実現している半面、半導体製造に用いられる技術であるMEMS(メムス)によってミクロン単位で部品を再設計し、ガンギ車の前に“ガンギ中間車”を挟むことでハイビートの欠点である輪列にかかる負荷を分散させている。パワーリザーブも日常生活を送るうえで十分実用的な約55時間を確保。ケースバックはシースルーとなっていて、ムーブメントに施された精緻な仕上げやローターに彫られた“Grand Seiko”のロゴ、そしてクリスタルにあしらわれた“獅子”のエンブレムを楽しむことができる。堂々とした“LIMITED EDITION”も文字が印象的だ。


メンズウォッチにおいて一般的なサイズ、実用的なパワーリザーブ、安心の日常生活防水(10気圧)と、トータルでデイリーユースにも適したパッケージだ。価格は92万4000円(税込)で、40本限定での販売となっている。なお、本作はモデル名にもあるとおり阪急うめだ本店でのみの取り扱いとなる。

ファースト・インプレッション
この時計について執筆するにあたり阪急電車について色々と調べてみたのだが、探れば探るほど本作SBGH359と阪急電車との深い結びつきを実感することになった。同系色のダイヤルを持つモデルでいうと、“暮秋の美”をダイヤルで表現したエレガンスコレクションのSBGW287などが思い浮かぶ。しかし本作では、印象的なざらつきのある仕上げを施したり、その他のパターンをダイヤルに使用したりしているわけではない。上品な光沢のある、フラットなダイヤルを採用している。

阪急電車は数年ごとの車両の再塗装の際、不良箇所にそのまま上塗りするのではなく、塗料を一旦剥がしたうえでパテで平滑化したのちに下塗り、本塗りを重ねるという手間を行なっているのだという。下地の塗装から凹凸をなくすことがあの美しい光沢を生み出す秘訣であり、SBGH359のダイヤルはまさに塗装したての阪急電車の車体を思わせるものとなっている。

また、阪急マルーンのダイヤルはほかのレッドモデルと比べてややトーンが暗く、色味自体の主張は控えめだ。実際に時計を手に取って撮影してみると、ダイヤルのマルーンは広告画像ほど赤みは強くなく、より落ち着いて見えた。この日着ていたダークブラウンのカジュアルなジャケットやベージュのチノパンとの相性は抜群だったが、タイなどの小物で色を拾ってフォーマルなダークスーツに合わせるのも面白そうだ。エレガントなケースデザインもそれを後押ししてくれるし、マルーンカラーによって強調されたゴールドのGSロゴ、秒針は手首の上で確かな高級感を放つ。

阪急電車は沿線の人々の生活に根ざしながら、利用者に上質な毎日を送っていると感じてもらえるようなブランディングを行なっているという。ライフスタイルの幅広いシーンで活用できるルックスに加え、高級腕時計としての満足感も与えてくれるSBGH359もまた、腕時計としてそんなスピリットを継承、体現しているように思う。

総じて、本機は企画担当者の深い阪急愛が伝わってくるようなモデルだ。特にダイヤルの仕上げについては、日ごろから阪急電車を利用している人にこそ見て欲しい。僕が気づけなかった共通点や発見が、まだまだ潜んでいるかもしれない。なお、限定モデルは特別な存在感を持たせるために、独特の意匠や工夫が施されることが多い。しかし本作は前述のとおり、明確なコンセプトを持ちながらも(スペックも含めて)デイリーに楽しめるモデルとなっている。グランドセイコーの購入を検討しているが多様なラインナップを前に決めかねている…、という方にも強くおすすめしたい。

なお、阪急うめだ本店から阪急グランドビルを挟んで対面に位置する阪急メンズ大阪にて、2月15日(土)からGrand Seiko POP-UP STOREが開催される。今回紹介した阪急うめだ本店限定モデルのほかブランドの定番モデルが多数展示され、一部ではレアな限定モデルも並ぶ予定だ。白樺(SLGH005)をはじめとした、現在のグランドセイコーを象徴するエボリューション9 コレクションも豊富に揃う貴重な機会だ。ぜひ実際に手に取って、比較、検討して欲しい。詳細は以下のとおりだ。
【Grand Seiko POP-UP STORE】
■期間: 2025年2月15日(土)~ 2月25日(火)まで
■購入特典: グランドセイコーをご購入のお客様にオリジナルノベルティをプレゼント※個数に限りがあります
■場所: 阪急メンズ大阪 1階メインステージ
■問い合わせ先: 阪急うめだ本店6階 インターナショナルブティックス ウォッチギャラリー グランドセイコー 直通 TEL06-6313-8421

基本情報
ブランド: グランドセイコー(Grand Seiko)
モデル名: ヘリテージコレクション メカニカルハイビート36000 阪急うめだ本店限定モデル
型番: SBGH359

直径: 40mm
厚さ: 12.9mm
全長: 47mm
ケース素材: SS
文字盤色: マルーン
インデックス: アプライド
夜光: なし
防水性能: 10気圧(日常生活防水)
ストラップ/ブレスレット:SS製

ムーブメント情報
キャリバー: 9S85
機能: 時・分表示、センターセコンド、3時位置に日付表示
直径: 28.4mm
パワーリザーブ: 55時間
巻き上げ方式: 自動巻き
振動数: 3万6000振動/時
石数: 37
追加情報:平均日差+5~-3秒※

ブランパンのハイエンドモデルが技術の粋を凝らしたタイムピースとして、

『イン・ザ・ロスト・ランズ(原題:In The Lost Lands、なお日本での公開は未定)』の予告編のなかで、このセリフとともに、ほんの一瞬、霧に包まれた幻想的な時計の姿が映る。

予告編に登場するキャッチコピーが語るのは、とてつもない魔力を持ち、人を狼男に変身させるアーティファクトを求めてロスト・ランドを旅する魔女の物語だ。火を噴く2丁の拳銃を手に、ドクロに膝まで埋まりながら立つデイヴ・バウティスタ。その背後にはミラ・ジョヴォヴィッチの姿...そんなポスター画像とあわせて見れば、本作がポール・W・S・アンダーソン(Paul W.S. Anderson)監督によるアドレナリン満載のアクション映画であることが期待される。アンダーソンは『エイリアンVSプレデター(原題:Alien vs. Predator)』や大ヒットした『バイオハザード(原題:Resident Evil)』シリーズなどで知られる、多作なアクション映画監督だ。だがきわめて複雑なブランパンのヴィルレが、ジョージ・R・R・マーティン(George R.R. Martin)の終末世界にどうして登場したのか? スーパーコピー時計のその意外性には驚かされる。

短い予告編を見れば、ブランパン ヴィルレ カルーセル レペティション ミニッツ クロノグラフ フライバックが魔法の護符として登場するという、意外で入念に選ばれたチョイスに驚かされるかもしれない。この時計がなぜ映画に採用されたのか、その理由をポール・W・S・アンダーソン監督と共同プロデューサーのデニス・ベラルディ(Dennis Beradi)に聞いた。

ブランパンの時計をキャスティングした理由について、アンダーソン監督はこう語る。「俳優を選ぶように、役にふさわしい時計を選んだんです。プロデューサーのジェレミー・ボルト(Jeremy Bolt)は筋金入りの時計愛好家で、時代を超越した魔法のような雰囲気のある時計の写真をこれでもかというほど送ってくれました。この映画はポストアポカリプスの世界が舞台ですが、かつての世界から残ったモノたちは、神秘的な価値を帯びて非常に貴重な存在になっています。人々がもう時計を身につけなくなり、大聖堂の鐘の音で時を知るという中世的な世界において、それでもそこにあるタイムピースなのです」

ポールはこう続ける。「ブランパンを見つけたとき、それが理にかなっていると思ったんです。世界最古の時計ブランドであり、アポカリプス後の世界で生き残った数少ないタイムピースのひとつですから。ブランパンは時の始まりに存在し、時代の終焉においてもなお時を告げている。そういう意味でも、この作品のテーマにぴったりだったんです」

映画やレッドカーペットでよく見かける時計とは違い、これは広告のためのプロダクトプレイスメント(広告手法のひとつ)ではなかった。「ブランパンは私たちを信頼してくれましたし、私たちがブランドとその精神をきちんと理解していることを認めてくれました。ですから、こちらの思いとおりに映画に登場させることができ、芸術的なビジョンが商業的な縛りに損なわれることはなかったんです。その点で、決まったルールは何もなく、私たちにとって理想的なパートナーシップでした」とポールは語る。
デジタル化の課題

7488万8000円(税込)というブランパン ヴィルレ カルーセル レペティション ミニッツ クロノグラフ フライバックは、マイクロエンジニアリングの粋を極めた傑作だ。登場シーンは多くないが、ポールはこの時計を“時計界のトム・クルーズ”と呼んでいる。専属の警備がついていたほどで、その存在感はまさにスター級だった。共同プロデューサーのデニス・ベラディによれば、このきわめて複雑な時計をデジタル化するには数々の困難があったという。

 「ブランパンの製造図面は機密扱いで、通常の設計図を使うことはできませんでした。そこでブランパンが、実物のカルーセル レペティションをスキャンさせてくれたんですが、通常のスキャナーにマクロ仕様の改良を加えて対応しました。解像度は通常の3倍、1画像あたり約5万ピクセルで、300枚以上を撮影。非常に繊細なテクスチャーを再現するために、ひたすら細心の注意を払いながら取り組みました。時計内部で光がどう反射し、動くのか。その表現には照明の研究も必要でありアニメーションにおいても、ポールが描く“空中で回転しながら動く時計”のイメージを忠実に再現するために尽力しました。このプロジェクトは、ただの映像制作ではなくまさにひとつの使命でした。私たちはこの時計をリスペクトし、誰にも“デジタルに見えた”と思われたくなかった。フォトリアルに見えることが絶対条件でした。そして、それは実現できたと思います。満足いく完成形に至るまでおよそ5カ月かかりました」

これがどれほどの手間だったかをお伝えしよう。ポール・W・S・アンダーソン監督は、ブランパンのCGIによるメインショットのひとつに、女優のミラ・ジョヴォヴィッチも登場させたかったと語っている。「予告編に、雨のなか時計がこちらに向かって転がり落ちてくるショットがありますよね。あれこそデニスが5カ月かけて制作したブランパンのデジタルモデルです。そのカットの制作も終盤になったころ、私は“背景にミラを入れよう”と思いついたんです。でも彼女の映像素材がなかったので、デニスがCGIでミラの姿を再現することになりました。それにかかったのはおよそ1週間。つまり映画スターは1週間、時計は5カ月ということですね」
ブランパン ヴィルレ カルーセル レペティション ミニッツ クロノグラフ フライバック

ブランパンコレクションのなかでも、ヴィルレのラインはとりわけ伝統的なリファレンスがそろっており、そのルーツは19世紀の懐中時計にまでさかのぼる。なかでもカルーセルRMCF(レペティション ミニッツ クロノグラフ フライバック)は、45mmのケースに語るべき魅力を多く詰め込んだ1本だ。ただし厚さ17.8mmとはいえ、デイヴ・バウティスタ(Dave Bautista)の筋骨隆々の手首に乗せたら、まるで華奢なドレスウォッチに見えてしまうかもしれない。もっとも、これは毎日のローテーションでつけるような時計ではない。だからこそ日々の装着感はさほど重要ではないのだ。なにしろ価格は約7500万円。この時計の持ち主であれば、おそらく左袖のカフだけ径を広げた仕立てのスーツを用意しているだろう。

技術面で見れば、このブランパンは同ブランドのなかでも製造難度の高いモデルのひとつであり、10年以上にわたってその最上級ラインに君臨してきた。私の知る限り、これほど複雑な機能を組み合わせたモデルをほかのブランドは製造しておらず、なかでもトゥールビヨンのように構成されたカルーセルはきわめて希少だ。カルーセルもトゥールビヨンと同様に重力の影響を打ち消すために発明されたが、トゥールビヨンがひとつの動力でケージと脱進機を動かすのに対し、カルーセルではそれぞれに別の動力源が使われている。6時位置で舞うこの“プリマ・バレリーナ”は、ブランパンの魅力のほんの一部にすぎない。カルーセルRMCFには、フライバッククロノグラフ用の心地よい楕円形プッシャー、愛嬌ある赤い先端のクロノ針、そして8時30分位置の控えめなスライダーで作動するミニッツリピーターが奏でる音の魔法までもが備わっているのだ。グラン・フー・エナメルの柔らかな光沢と、シャープなローマ数字が配された広いアウターリングに時間が表示され、センターのオープンワークから覗く精緻なメカニズムをクラシカルな様式美が包み込む。我々の多くにとって、45mmものレッドゴールドの塊は平均的な手首にはやや大振りに感じられるかもしれない。しかしこの時計が放つ圧巻の存在感にはそれだけの価値がある。ブランパンの時計師とフィニッシャーたちの手腕は、スケルトン仕様の裏蓋をとおしてさらに明らかになる。543個のパーツからなるCal.2358の厚みや立体構造を、そこからじっくりと感じ取ることができるだろう。ローターの下には段差を設けたブリッジが幾層にも組まれ、そのすべてに彫り込まれたサンレイパターンのギヨシェが、内部に潜む複雑さをいっそう際立たせている。

ブランパン ヴィルレ カルーセル レペティション ミニッツ クロノグラフ フライバックに宿る伝統的な職人技は、一見するとポストアポカリプスのアクション映画とは相容れないように見える。だが、その“お守り”のような存在感は物語のなかに自然と溶け込み、時計がもたらすより深い意味を際立たせている。この作品の前提にあるのは、ある種の“グレイルウォッチ”が我々の心をどれほど強く引きつけるか、そして幸運な数人にしか味わえない魔法のような体験が、そこに宿っているということ。何百時間にもおよぶ職人技の結晶に引かれる人もいれば、代々受け継がれた時計に宿る思いに心動かされる人もいるだろう。時計は、単に時を刻む以上の存在であり、深い感情を映し出す“タリスマン”なのだ。
 

チューダー 人気モデルであるブラックベイ 58を改良し、さらに小型のブラックベイ 54を発表

コレクションを“華奢すぎる”と感じていたユーザーに向けたニュー大型モデルを投入した。それが、新たに43mmケースを採用したブラックベイ 68である。METAS認定クロノメータームーブメント、伝統的な3連ブレスレット(マイクロアジャスト付き)、そして2種類のダイヤルカラーを備えて登場した。

前述のとおり、新しいブラックベイ 68はドーム型のサンバースト仕上げが施されたシルバーまたはチューダーブルーのダイヤルを備え、ブレスレットからは、これまで一部不評だったフェイクリベットとゴールドのアクセントがともに取り除かれている。その結果、昨年登場した41mm径のチューダー ブラックベイ “モノクローム”よりもさらに大きく、モダンな印象を強調するデザインとなった。手首の太いユーザーにも対応するサイズ感であり、やや大型化されたマニュファクチュールCal.MT5601-Uを搭載している。

チューダーコピー 2モデルともに価格は66万3300円(税込)で、チューダー正規販売店で販売される。

我々の考え
背の高い自分にはもっと大きな時計をつけるべきだと、誰もが口をそろえて言う。しかし自分が初めて“本格的”に購入した時計はブラックベイ 58であり、ほぼ完璧といえるほど気に入っているモデルだ。もちろん、チューダーが言うようにサイズバリエーションの拡充を求める声が多く、品質を損なうことなくそれに応えたのは正しい判断だろう。しかし、ここまで大きくするとは正直驚いた。41mmのモノクロームが素晴らしい出来である以上、このサイズアップにどれほどの魅力があるのか、正直まだわからない。その一方でユーザーから長らく要望されてきたマイクロアジャスト付きのブレスレットや、3連ブレスレットからリベット風デザインを廃した点は確かに魅力的だ。自分にとって完璧かと言えばそうではないが、かなり近い。多くの新作で、いつもそうやって折り合いをつけてきたものだ。

チューダーがこのモデルをブラックベイ 68と名付けたのは、正直おもしろいと思っている。というのも同モデルを含め、ほぼすべてのチューダーウォッチに採用されているスノーフレーク針は、ブランド自身の記録やプレスリリースによれば実際に登場したのは1969年のことだからだ。もちろんスノーフレーク針は、今やチューダーを象徴する意匠であり、ロレックスが今も使い続けるメルセデス針との差別化にもなっている。しかし、それならいっそのことブラックベイ 69やブラックベイ 70と名付けたほうがよかったのではないか、と思ってしまうのだ。

基本情報
ブランド: チューダー(Tudor)
モデル名: ブラックベイ 68(Black Bay 68)
型番: M7943A1A0NU-0001(ブルー)/M7943A1A0NU-0002(シルバー)

直径: 43mm
ケース素材: ステンレススティール
文字盤: シルバーまたはチューダーブルー(ドーム型のサンバースト仕上げ)
インデックス: アプライド
夜光: あり、グリーンのスーパールミノバ
防水性能: 200m
ストラップ/ブレスレット: 3連のステンレススティール製ブレスレット(サイドはスムース、表面はポリッシュおよびサテン仕上げ)、チューダー独自の“T-fit”クイックアジャストクラスプ

ムーブメント情報
キャリバー: 自社製MT5601-U
機能: 時・分表示、センターセコンド
直径: 33.8mm
パワーリザーブ: 約70時間
巻き上げ方式: 自動巻き
振動数: 2万8800振動/時
石数: 25
クロノメーター: あり。COSCおよびMETAS認定 マスタークロノメーター

価格 & 発売時期
価格: 66万3300円(税込)
発売時期: すぐに
限定: なし

ロレックス デイトナの新作ダイヤルが8種類登場

毎年恒例のように登場する貴金属をまとった新作デイトナなしには語れない。今年も例に漏れず、その期待に応えるラインナップが発表された。デイトナはロレックスのなかでもバリエーション展開がもっとも盛んなコレクションのひとつであり、世間がステンレス製モデルを求めて騒ぐなかで、個人的にはオイスターフレックス仕様のものを非常に高く評価している。以下に紹介する4本は、まさにその代表格である。まず注目したいのが、新作のイエローゴールドケースにターコイズブルーとブラックのダイヤルを組み合わせたRef.126518LNだ。オイスターフレックスブレスレットとのコンビネーションで仕上げられ、デイトナビーチの現代版、あるいはチューダーのフラミンゴブルーが大人っぽくなったらこうなるとでも言いたくなる1本だ。これはかなり気に入っている。

だが、やはり個人的に最もうれしいのは、そう、メテオライトダイヤルの復活だ。しばらくラインナップから姿を消していたが、ようやく再登場した。ずっと前から、ホワイトゴールド×メテオライトダイヤルのデイトナを所有することを夢見てきた。シルバーダイヤル版の上位互換ともいえるこのモデルは、ホワイトゴールド製のセラクロムベゼルインナーを備え、全体の完成度をさらに高めている。ちなみにイエローゴールドやエバーローズゴールド仕様ももちろん用意されている。

なお、今回の記事ではスペック詳細にはまだ踏み込んでいないが読者にとってはすでにおなじみだろう。すべてのデイトナは72時間パワーリザーブを誇るCal.4131を搭載し、ソリッドケースバック仕様となっている。現行世代のロレックス デイトナに関する詳しい情報やスペックについては、これまでの記事を参考にしてほしい。今後、実機を見ての編集部のお気に入りセレクションも順次公開していく予定だ。

我々の考え
これらの新作はまもなく実機でお目にかかることになるだろうから、詳しい所感はそのときに取っておくことにする。個人的に“サプライズ的復活”あるいは“変化球”だと感じたのは、イエローゴールド仕様の“マイヤー”デイトナだ。今回はグリーンダイヤルにイエローのサブダイヤルを組み合わせたデザインとなっている。私の地元、グリーンベイのフットボールチーム(とその素晴らしい成績)を思わせる“Go Pack Go”カラーに見えてしまうのは、きっと私だけではないはずだ。実物を見て、従来版よりいいかどうか判断したい。一方、ブルーダイヤルを備えたホワイトゴールドのデイトナはどこまでもクラシックで、誰にとっても取り入れやすい1本として今後も揺るがない存在だ。そして、チョコレートブラウンにブラックのサブダイヤルを組み合わせたモデルも登場する。これは驚くべき復活か? あるいは大胆な新提案か? まあそういうわけではないのだが、まさに多くの人が心のどこかで「これが欲しかったんだ」と感じるちょうどいい進化となっている。

基本情報
ブランド: ロレックス(Rolex)
モデル名: デイトナ(Daytona)
型番: 貴金属ケースと多彩なダイヤルバリエーションによる複数型の展開

価格 & 発売時期
価格: 549万1200〜762万3000円(税込)

新ムーブメントとプロポーションで進化した、

パネライは、コレクターの多くが現代の中核コレクションと見なすルミノール マリーナを、控えめながらも意義深く刷新した。ムーブメントの厚み、品質、仕上げ、防水性能を向上させつつ、全体の厚みを12%削減させた。これらの改良にもかかわらず、パネライは長年にわたりコレクターを魅了してブランドの個性を形づくってきた、独自の美学的DNAを賢明にも維持している。

パネライコピー ルミノール マリーナ ステンレススティール製 Ref.PAM03314。
新コレクションは、ストラップ仕様のSS(ブルー、ブラック、ホワイトのサンバーストダイヤル)と、SSブレスレット(ブルーダイヤルのみ)、あるいはグリーンのサンバーストダイヤルにグレーストラップを組み合わせたルミノール マリーナ チタニオとして展開される。いずれのモデルも、サンドイッチダイヤル構造にスーパールミノバX2を採用している。新しいSSケースには、パネライ独自のAISI 316LVM - 1.4441 SSが用いられており、従来比で15%の軽量化を実現。さらに真空アーク再溶解(VAR)によって素材の純度と耐食性が高められている。またチタンケースモデルにはグレード5を採用し、従来のSSモデルと比較して44%の軽量化を実現した。

 すべてのモデルは、現在44mm×13.7mmで統一され、シースルーバックを備えつつも500mの防水性能を維持している。ストラップ仕様でもブレスレット仕様でも、すべてのモデルにPAM Click Release System™(クイックチェンジシステム)が採用され、ブレスレットには新たに4mm幅のクイックマイクロアジャスト機構が組み込まれている。

 搭載されるムーブメントも大きく進化している。P.980は2020年にひっそり(そして劇的に)廃止されていたストップセコンド機能を復活させた。シースルーバック越しには、同時に失われていた仕上げの一部、特にサテン仕上げが戻っていることもしっかりと確認できる。パワーリザーブは、パネライに求められる約72時間をしっかりと確保した。

 価格は、ストラップ仕様のSSモデルの132万円から、ブレスレット仕様またはチタンケースモデルの147万4000円(ともに税込)までとなる。いずれのモデルも限定生産ではない。

我々の考え
今回の新作には語るべき点が多い。Watches & Wondersの情報の波に揉まれていると、こうした中核モデルの発表はときに見過ごされがちだ。しかし、プレスリリースを読み込んで記事用にスペックをまとめていくうちに、思わず眉が上がり、“チェック、チェック、チェック…おお、これは本当によさそうだ”と感じるのだ。

 先代モデルに搭載されていたP.9010ムーブメントの仕様縮小/ダウングレードについては、どんな理由があったにせよ、客観的に見てパネライの対応は失敗だったと言わざるを得ない。もし2020年当時のその出来事を知らないなら、改めて詳しく書くつもりだ。今回の新作はそうした経緯を踏まえた上で、失われた信頼を取り戻すための試みと見るのが自然だろう。価格は過去とほぼ同水準に設定されているが、残念ながらセカンダリーマーケットの状況からすれば、やや高く映るのも事実。もっとも、これ以上の所感については近々公開予定のハンズオンまで取っておこう。
 今後数日にわたってお届けするWatches & Wondersの続報にもぜひご期待いただきたい。ショーの新作情報は、すべてこちらで随時ご覧いただける。





基本情報
ブランド: パネライ(Panerai)
モデル名: ルミノール マリーナ(Luminor Marina)/ルミノール マリーナ チタニオ(Luminor Marina Titanio)
型番: PAM03312(マリーナブラックダイヤル)/PAM03313(マリーナブルーダイヤル)/PAM03314(マリーナホワイトダイヤル)/PAM03323(マリーナブルーダイヤル、ブレスレット仕様)/PAM03325(ルミノール マリーナ チタニオ)

直径: 44mm
厚さ: 13.7mm
ケース素材: AISI 316LVM - 1.4441ステンレススティールまたはグレード5チタン
文字盤: ルミノール マリーナはブラック、ホワイト、ブルーのサンバースト仕上げ/ルミノール マリーナ チタニオはグリーンのサンバースト仕上げ
インデックス: サンドイッチ構造による夜光入り
夜光: あり、スーパールミノバ X2
防水性能: 500m
ストラップ/ブレスレット: SSモデルはアリゲーターストラップ、ストラップとバックルにPAM Click Release System™搭載。SSブレスレットはポリッシュ&サテン仕上げのAISI 316LVM - 1.4441 SS製。PAM Click Release System™・マイクロアジャスト機構を装備。チタニオモデルはグレーカーフストラップ(エクリュステッチ)、グレード5チタン製サテン仕上げトラペゾイドバックル。ストラップとバックルにPAM Click Release System™搭載


ムーブメント情報
キャリバー: P.980
機能: 時・分表示、スモールセコンド、日付表示
直径: 28.2mm
厚さ: 4.2mm
パワーリザーブ: 約72時間
巻き上げ方式: 自動巻き
振動数: 2万8800振動/時
石数: 23
クロノメーター: なし
追加情報: ストップセコンド機構搭載、インカブロック®耐震機構

価格 & 発売時期
価格: ルミノール マリーナのアリゲーターストラップは132万円/ルミノール マリーナのSSブレスレットおよびルミノール マリーナ チタニオは147万4000円(ともに税込)
発売時期: すぐに
限定: なし

トーン(to/one)の2025年秋冬コスメが新登場。

“輝きを秘めた”ベーシックカラーのアイパレ
トーン ペタル フロート アイパレット 新3色 各4,180円<新色>
2024年4月にデビューした、4色アイシャドウパレット「トーン ペタル フロート アイパレット」に、“輝きを秘めた”ベーシックカラーの新色が仲間入りする。ヌードカラーやベージュといった使いやすいカラーと、多彩なきらめきを放つパールをセット。単色使いでもレイヤードしても、洗練されたまなざしへと導いてくれる。カラーはピンク、ローズ、ベージュニュアンスの全3色。

カラー展開
左から)トーン ペタル フロート アイパレット 06,07,08 各4,180円<新色>
06 Pink Quartz:ビジューのようにカラフルなパールがチャームとなる、ときめきのカラー
07 Timeless Rose:エレガントなローズ&ベージュカラーのバリエーションで、リリカルな表情に
08 Classy Beige:さまざまなニュアンスのベージュに、意外性のあるカラーパールを重ねて

ガラスパールたっぷりのリップグロス
トーン ペタル ブルーミング グロス 新4色 各2,750円<新色>
「トーン ペタル ブルーミング グロス」は、ひと塗りで自然なボリューム感を与えるツヤリップグロス。2025年秋冬の新色として、ガラスパールをたっぷり散りばめた4色を用意する。ベースに、ベージュ、ピンクなどのベーシックカラーを用いているため、普段メイクにぴったり。

カラー展開
左から)トーン ペタル ブルーミング グロス 05.06,07,08 各2,750円<新色>
05 Rich Berry:レッドパールを散りばめたジューシーなベリーカラー
06 Polished Bloom:色とりどりの才能が開花するようなピュアピンク
07 Soft Mauve:レッドパールがドラマティックに輝くニュアンスモーヴ
08 Marron Glaze:ファンタジックにきらめくシックなマロンベージュ

2色セットのアイブロウパウダーに新色
トーン ペタル フロート ニュアンス アイブロウ 新2色 各2,750円<新色>
眉にはアイブロウパウダー「トーン ペタル フロート ニュアンス アイブロウ」の新色をオン。ダーク、ソフトの2色が一つになっており、思い通りのアイブロウにチェンジできる。ハンサム風に仕上げたい時はダークカラー、抜け感を演出したい時はソフトカラーをメインに重ねるのがおすすめだ。

カラー展開
左から)トーン ペタル フロート ニュアンス アイブロウ 03,04 各2,750円<新色>
03 Mocha Rose:やわらかな気品をまとえるヌーディピンク×モカベージュ
04 Latte Taupe:エフォートレスな洗練をまとえるトープニュアンスのベージュ×ブラウン

【詳細】
トーン2025年秋冬コスメ
発売日:2025年8月1日(金)
取扱店舗:コスメキッチン(Cosme Kitchen)、ビープル(Biople)、アットコスメ 東京、アットコスメストア 金沢フォーラス店、アットコスメストア ツタヤ札幌美しが丘店、アットコスメストア ツタヤ熊本三年坂店
※オンライン:トーン、コスメキッチン、ビープル、ウサギオンライン、ゾゾコスメ、楽天ファッション、トーン楽天市場、マッシュストア、アットコスメショッピング(すべて8月1日(金)10:00~発売。)
価格:
・トーン ペタル フロート アイパレット 新3色 各4,180円<新色>
・トーン ペタル フロート ニュアンス アイブロウ 新2色 各2,750円<新色>
・トーン ペタル ブルーミング グロス 新4色 各2,750円<新色>

【問い合わせ先】
トーン
TEL:03-5774-5565

ジョウンド(JJJJound)とのコラボレーションによるユニセックススニーカー「モストロ ジョウンド(MOSTRO JJJJound)」が登場。

スポーティーな「モストロ」をヌバックレザーで
「モストロ ジョウンド」28,600円
ベースとなった「モストロ」は、1999年に初登場したプーマを代表する1足。短距離走用スパイクとサーフィンシューズという、2つのスポーツシューズから着想を得たユニークなシルエットが特徴だ。

「モストロ ジョウンド」28,600円
そんな「モストロ」がジョウンドによって洗練された見た目に。落ち着いたトーンのブラウン、ネイビーブルーのプレミアムヌバックのアッパーに、ブラックのスパイクソールを組み合わせた。サイドに施されるプーマのフォームストリップは、ステッチのみで表現されている。

「モストロ ジョウンド」28,600円
シューレース仕様にアレンジ
また、オリジナルモデルがストラップ仕様であるのに対し、シューレース仕様を採用。まるで革靴のようなムードさえ感じられる、ミニマルな見た目に仕上げた。

【詳細】
「モストロ ジョウンド」28,600円
発売日:2025年7月12日(土)
販売店舗:一部取扱店舗
※発売日や販売店舗は変更となる可能性あり。

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