- 2025/07/08
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“北欧デザインの巨匠”スティグ・リンドベリ展がテーブルウェアや陶磁器など約300点
スティグ・リンドベリ、初期〜晩年を網羅的に紹介
スティグ・リンドベリ 「ベルサ」装飾、「LL」モデル ディナーセット
モデル:1957年、装飾 :1960年
Estate of Stig Lindberg © Stig Lindberg Photo: Per Myrehed
20世紀北欧を代表するデザイナーである、スティグ・リンドベリ。1916年に生まれたリンドベリは、1937年にスウェーデンの陶磁器メーカー「グスタフスベリ」社にデザイナーとして入社し、調和や美を追求した独創的なデザインを手がけた。そのデザインは、1982年にリンドベリがこの世を去ったのちにも、グスタフスベリを代表する商品として親しまれている。
スティグ・リンドベリ 《ラマ》 1940年代
Estate of Stig Lindberg © Stig Lindberg Photo: Per Myrehed
「20世紀北欧デザインの巨匠 スティグ・リンドベリ展」は、リンドベリのデザインを包括的に紹介する展覧会。リンドベリがデザイナーとして活動を開始した1930年代後半から晩年の1980年代初頭まで、食器や皿といったテーブルウェア、一点ものの陶磁器、テキスタイルプリント、絵本の挿絵など、約300点を一堂に集めて公開する。
代表的なテーブルウェアが一堂に
スティグ・リンドベリ 「ビルカ」装飾、「LT」モデル ディナーセット 1973年
Estate of Stig Lindberg © Stig Lindberg Photo: Per Myrehed
本展では、リンドベリの代表的なテーブルウェアを一挙公開。1950〜60年代に作られた、「ベルサ」や「プルーヌス」、「サリックス」、「ピンタ」など、著名なシリーズを目にすることができる。また、1955年、歴史的な国際建築工業デザイン博覧会「H55」に出品された、「テルマ」や「コロラド」といったテーブルウェアのシリーズも紹介する。
白色に彩りを添えたファイアンス
スティグ・リンドベリ 蓋付花図水差 1940年代
Estate of Stig Lindberg © Stig Lindberg Photo: Per Myrehed
リンドベリは長年にわたって、白色の釉薬「錫釉」を使った陶器「ファイアンス」を手がけてきた。会場では、手描きの花柄模様や幾何学模様を施した1940〜50年代の作品、プリントと手描きを組み合わせた装飾の「カーニバル」シリーズ、明快な縞模様が特徴の「ファイアンシエン」シリーズなどを展示する。
炻器のユニークピースも
スティグ・リンドベリ 《砂時計形花入》 1956〜57年、
《小鉢》 1950年代、《飾手付花入》 1950年代
Estate of Stig Lindberg © Stig Lindberg Photo: Per Myrehed
さらに、炻器(せっき)のユニークピースも。炻器とは、陶器と磁器の中間的な陶磁器のこと。リンドベリは、一点ものの炻器の器を手がけ、主に展覧会で販売していた。本展では、優美なパステルカラーに彩られた1950年代の《砂時計形花入》や《飾手付花入》から、濃色で仕上げた《人物像付ボトル形花入》など1960年代の作品、そしてより重厚で素朴な表現に向かった1970年代の作品まで、器の展開をたどるほか、珍しい炻器の彫刻も紹介する。
展覧会概要
展覧会「20世紀北欧デザインの巨匠 スティグ・リンドベリ展」
■東京会場
会期:2025年8月21⽇(木)〜9月7⽇(⽇)
会場:⽇本橋髙島屋S.C. 本館 8階ホール
住所:東京都中央区日本橋2-4-1
■大阪会場
会期:2025年9月10⽇(水)〜21⽇(日)
会場:⼤阪髙島屋 7階グランドホール
住所:大阪府大阪市中央区難波5-1-5
〈チケット情報〉
価格:一般 1,200円(1,000円)、高校・大学生 1,000円(800円)、中学生以下 無料
※( )内は前売料金
※⽇本橋髙島屋S.C.の前売券は、ローソンチケット(Lコード 33896)、セブンチケット(セブンコード 110-513)、イープラスにて、8月20日(水)まで販売